姑獲鳥(こかくちょう)①
「凶獣 姑獲鳥」

中国古来の伝説は、不気味なものが多いです。
蹂躙と幾多の人を殺めている国の奥底は本当に不気味で、人そうした屍の上に成り立ってるような国ですから人の死や国家の滅亡を予見させるような現象は、そこかしことみられるようです。
しかも、中国のある地域はフィリピン海プレートとユーラシアプレートがぶつかり合うようなところですから、大陸の割には地震が多く、しかも巨大地震です。
地震の予兆は、人の死や国家の滅亡を予見させるような現象と重なり、そこに発するエネルギー現象は謎の現象となって現れます。
ウルトラマンダイナに登場した 姑獲鳥は、そうした謎の現象のエネルギー体でありその体質がプラズマエネルギーを呼び込む妖怪としての存在でした。
人の不幸を予兆させる気味悪さは、 姑獲鳥の嘴のなかに瞳のない女の顔が見て取れ、妖怪でありながら人の言葉をも話してしまうところに比喩的に現れ、しかも鳥型の怪獣であったのは、不幸を運んでくるような印象の怪獣でした。
正に中国を現すような怪獣であったのは、当時も今も同じことです。
プラズマは電離層に多く存在してることから、鳥型の怪獣となったのでしょうけど、そもそもプラズマエネルギーは生物の幽体を構成するエネルギーであり、死という現象が多ければそれだけプラズマエネルギーが多く発生するということで、姑獲鳥が中国上空から飛来していたのは、現実世界とリンクしています。
プラズマエネルギーを身体の構成エネルギーとした妖怪ですから、ある種、特殊現象のような怪獣でしたが、立派な妖怪でしたから、ウルトラマンダイナとしても正攻法で攻め込むことの難しさを感じつつ立ち向かっていたように見えました。
ウルトラマンティガの時のガゾートのようでもありますが、ガゾートはプラズマエネルギーの怪獣であったのに対し、姑獲鳥は妖怪そのものでした。
しかも人語を話す位人用の知能もあったみたいですから、返って死とか破滅を予見させるような匹皆存在そのものでした。

不幸の象徴、それが姑獲鳥であり、正攻法の戦い方が通用しなければ、ウルトラマンダイナとしてもミラクルタイプで対処したのは当然でしたね。
姑獲鳥(こかくちょう)
姑獲鳥(こかくちょう)③