HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:宇宙人

5
「超科学星人ダークバルタン」
ダークバルタン⑤
バルタン星人は初代ウルトラマンで登場して以来、幾度となく登場していましたが、超科学力を持つ侵略者でありその中で穏健派と過激派があるなどとは思いもしませんでした。
全体として超過激派であり、それは高い科学力がどこまでも高まり、その果てが見えないためにその科学力の反動を思い切り受けてしまった果ての姿がセミのような異形であり、高い科学力を輸していたとは言えそんな知的生命体が踏み込んではいけないところへ踏み込んでしまった末路のような姿でした。
元から反重力を扱ってしまう能力がありましたが、これを光線として使い、その反重力光線を放つ両腕先の巨大なハサミからは熱戦をも放ち、超巨大化能力はウルトラマンマックスをも大きく上回って、クローン技術を使って四散した体の再生能力や多数の分身能力など、超高度な科学力は自らの肉体をも大きく変形させていました。
元が実は人間と同じ古代人の姿をしていたとのちの判明していましたが、どこがどうなってセミのような姿になってしまったのかは想像もできませんが、人間の姿では生み出されてしまったエネルギーは抱えきれないために肉体が大きく変化してしまったと考えられます。
怪獣が出てきた時、核実において漏れた放射能を浴びた動物が大きく変化してしまったものとして説明されていましたけど、そうした核実験や核戦争が繰り返され、想像もできないほど肉体が変化してしまい。抱えた超能力は自らの力では抑えられないものとなってしまったのでしょう。
ダークバルタン⑦
ダークバルタンの超巨大能力に対し、ウルトラマンマックスも超巨大能力を発揮したりしていましたけど、それにはとんでもないエネルギーが必要だといいうことが分かり、それを操れるほどにバルタン星人のいわゆる進化は行きついていたように思います。
限度を超えた進化は自らを滅ぼす一つ要因となり、しかし、その限度はウルトラ一族ですら知ることが出来なかったことかもしれません。
ウルトラ一族も元々超古代人のような姿からディファレーター光線という人工太陽爆破のエネルギーを浴びた姿で数々の超能力を持ってしまったことを思うと、バルタン星人の場合も同じような境遇となったものの、過激派という闇に方向性が向かったために、他民族侵略行為を図って滅ぼうしてしまうウルトラ一族とは正反対の方向へ行ってしまったように思います。

地球人が言うところの極端な核使用の悲劇が招いてしまった姿がダークバルタンであり、これはあってはならないことで絶対に防がなければいけないことというメッセージとして受け止めています。
ダークバルタン⑥






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3
アトランタ星人①
「アトランタ星人」

卑屈とか狡猾というよりも悪事を働き、自らの欲望みたいなものを満たすための知恵が働く非道な感じがしました。
そういう感じは見た目からは全く感じなかったけれど、まるで海坊主に魚の鰭をくっつけて能面のような表情の宇宙人は、非道者のような侵略行為をする者となってしまうのでしょう。
少なくとも見た目からは悪知恵が働くとは思えなかったけど、その意思が全く読めない謎の侵略者だったような気がしました。
巨大宇宙人でありながら人間対にも化けて、機能停止光線というよりもその光線を浴びた者の意思を無効化してアトランタ星人の支配下に置いてしまうという感じが強く、そういう意味では非道家だったと思います。
人を知らぬ間に利用して、危険な支配下に置くそうした非道家は騙されている方が騙されているという気が持てず、それでいて相手の鍵を見抜く能力まであったのですから知能は高かったのでしょう。
知らぬ間に騙されて利用されることは、いつの間にか支配しつくされるということで、モロボシダンヤゲンは、正体を見見破られないようにして地球を守ることが実は正体を見破られることが地球を守れないことへつながってしまうことが盲点でしたから、こうしたアトランタ星人のような侵略者が最もつらかった存在ではなかったでしょうか。
変身できないウルトラセブンと動きが取れないウルトラマンレオ。
そこにはいい意味で謎の存在でもあったアストラの登場は、これしかない登場でしたし、アストラが登場していなければアトランタ星人を駆逐できなかったかもしれません。
肉体的能力はそれほど感じなかったものの、知能が悪い意味で高く、どんな環境にいたらこういう非道者になるんだろうと思いましたね。
見た目は海坊主のようで、少なくとも宇宙人には見えませんでしたけど。
アトランタ星人②





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4
プロテ星人⑤
「宇宙スパイ プロテ星人」

目玉焼きが2つ並んだような表情だったプロテ星人。
人間にも化け、実態とは別に自分の抜け殻を作り上げ、それを気取られずにウルトラセブンと戦わせたところを見ると、随分と知能が高く、いわば知略家だったと思います。
自分の抜け殻をウルトラセブンと戦わせたわけですから、その抜け殻には実体がなく、肉弾戦にならなかったところからいわば強豪ではなかったように思えますが、その知能の高さと宇宙人らしい特殊能力の使い方を見ていると、知略家という頭脳の高さは抜け殻を抜け殻とウルトラセブンに気取らせなかった能力の高さは、結構な強豪・強敵だったと思います。
なにも宇宙人だから、怪獣だからと肉弾戦に強さを求めるばかりでなく、ウルトラ戦士も超人でありながら超能力者であり、知能も人並み外れていたわけですから、その超能力者を凌駕するような知能と能力を持ったプロテ星人は強豪だったと言えます。
地球人でありながら地球を憎むというのは、惑星を憎むということではなく、広く言えば発達した文明に背を向けたということでもあり、しかも人間なんて視野が狭いのですから自分を認めないものを憎むということも十分あり得ます。
自分を認めないということは過信ということもあり、認められる努力をしないということもありますが、所詮人間が作った文明などはそうした度量の狭い人間が作ったものですから、広く言えば文明に背を向けるものがいたっておかしくないのです。
こういう人間を自分のスパイ行動に利用し、それが瞬時という短い時間ならよかったのでしょうけど、利用し続けようとし、気が付かれれば切り捨てようとしたところにプロテ星人の盲点がありました。
知能が高く、高ければ高いほど自分のやることの足元が見えず、利用された者をバカにしようとすればそのツケは自分に回ってきます。
ウルトラセブンを騙していたまでは良かったのでしょうけど、それ以外のスパイ行動への見切りのつけ方がもっとあっただろうに、と思ってしまいました。
プロテ星人⑦
デザインがユニークだったプロテ星人。
アイ・スラッガーで切断されたとき、頭部だけが浮遊した状態を見た時は幽霊宇宙人かと思いましたし、エメリウム光線が通用しなかった時は肉体が特殊能力を帯びているとも思わせましたが、結局は実態がない抜け殻だったわけですから通用するわけもなく、それでもその抜け殻を操る能力迄あったことになりますから、これも知能の高い超人的能力だったと言えるでしょうね。
プロテ星人③





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5
ダダ⑤
「三面怪人 ダダ」

一人でいくつもの顔を持つというコンセプトは、このダダが初めてでした。
等身大から巨大化、飛行能力は当然のこととして透明化能力や壁をすり抜けてしまう能力など、特殊能力は多彩だったことと人間を標本採集して何故か6体集めることを任務とし、鳴き声も「ダ・ダ」と低音で来るなど不気味さ満載だったこともあって、ダダは何体かいるんだろうと錯覚していました。
どの顔がどんな役目を持っていたのかはわかりませんでしたけど、いくつもの顔を持つなど、当時としては思いつかないようなことでしたので、リアルに見ていた人はダダがダダ上司を除いて実は1体しかいないことに気づいていた人は少ないでしょう。
地球人が宇宙にでて生命体を発見し、そのデータを採取するならわかりますが、ダダの任務は人間標本、人間のデータを集めるのではなく標本化するためにミクロ化光線を照射するのですから、そこには怖さを感じる不気味さが十分ありましたね。
人間を標本採集して何をしようとしたのかは分からずじまいでしたけど、人が昆虫採集するような感じでいたのかもしれません。
しかし、ダダほどの科学力はないにしても人間も知的生命体ですから、ダダがそうしたことを目的として行動していたことを察知する人もいて、それが科学特捜隊だったわけです。
科学特捜隊に察知されるということは最終的に初代ウルトラマンにその存在と行動を知られるということになっていきますが、標本行動をする特殊能力や化学能力はあっても戦闘能力は弱く、等身大では科学特捜隊の一人に対抗されたり、飛行能力などの特殊能力で初代ウルトラマンを幻惑しようとすることが精一杯でした。
ダダ⑨
ダダ⑦
ダダが顔面ごとの特殊能力を持っていたらまた違った展開になったでしょうけど、多面怪獣・宇宙人としての走りとしてはこれ以上のことを望むべくもありません。
侵略宇宙人の設定自体に大きく影響を与えたでしょうし、時代が平成になって以降こうした多面怪獣や宇宙人、時にはロボットが時々登場していたのはダダの存在が大きかったと思われます。
ダダは声からして雌雄の雄だったでしょうけど、まるで雌のようなおかっぱ型のようなデザインであったのは何故なんでしょうね。
ダダ⑥





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4
ケルス②
「宇宙工作員ケルス」

宇宙工作員とは宇宙において何をするのかと思いきや、その超能力と知略をもって侵略行為をする存在だったようです。
仮面ライダーシリーズに戦闘員や戦闘工作員が登場していましたが、それはあくまでサブとしての存在でした。
サブ的存在に工夫を凝らしていたところに面白みがありました。
仮面ライダーと同じく、人体改造やその処置をされた存在でしたけど、一般の人間よりは強力な存在で破壊行為の補助や指南役として行動していました。
これに焦点を当てるが如く、こうした存在に焦点を当てるような存在にするにはウルトラシリーズにおいてウルトラマンの適役にしたことが面白みが出たような気がしました。
先に登場していたケサムが面白かったので、またやらないかなと思っていたところに出てきたのがケルスでした。
戦闘工作員を置き換えたような宇宙工作員でしたから、侵略宇宙人の特有の超能力を持たせたことが特有の面白みをだし、立派な主役的存在だったと思います。
ケルスの表面はマスクなのか地のなのか分かりませんが、宇宙空間や大気の薄いところでの行動の多さが環境から身を守ろうとしてそんな様相になってたような気もします。

宇宙人といえど地球人といえど、冷徹なものは冷徹だし、それは持って生まれたものや環境状況が作り上げるものかもしれません。
けど、それも度が過ぎると駆逐されるべき存在になってしまうのかとも思いましたね。
ケルス①





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4
カタン星人
「目つぶし星人 カタン星人」

何故かウルトラマンタロウを必要以上に狙っていた殺し屋のような宇宙人でした。
種族的にそういう生業を好んでいた生粋の殺し屋なんでしょうね。

炎を発するのはともかく、相手の目つぶしをして視界を奪ってから殺めようとするところは殺し屋というより暗殺者であり、確実に目的を果たすにはまず視界を奪うことから始めていたということでしょう。
この宇宙人がなぜそこまでウルトラマンタロウを狙ったのかはわかりませんが、目つぶし光線を放ってことを有利に運ぼうとしていましたが、ウルトラマンタロウにはZATという援助隊がついていたことを甘く見ていたことが致命傷でしたね。
視界を奪われても音で気配を感じようとすることについては、ウルトラ戦士は皆異常なまでにそういう感覚が研ぎ澄まされていたのですから、意外と容易いことだったかもしれません。
それでも殺戮を好む種族は許せない存在でしたし、視界を奪われて不利な状況に追い込まれていたこともあってウルトラダイナマイトを使って確実に倒そうとしたのでしょうし、それが印象的でもありました。
カタン星人③





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3
ジャシュライン
「宇宙三面魔像 ジャシュライン」

三面怪獣というか三つの顔を持つ異物っていうと、古くはイナズマンという特撮番組でイツツバンバラという怪奇なロボットやウルトラマンダイナでガラオンというロボットを思い出します。
ウルトラマンメビウス荷登場したジャシュラインはロボットではなく宇宙人という生ものでの、多面宇宙人でした。
多面ロボットは見るからにその表情が様々と言うこともあってか、ユニークさが売りのようなというようながありましたけど、そのユニークさから言えばジャシュラインはガラオンかなと思いつつ、上から怒り、笑い、冷静という表情が並ぶトーテムポールの様な姿はイツツバンバラがモチーフだったのかとも思います。
こうした一見ユニークさの奥には極悪感があって、騙されそうになります。
このジャシュラインも3つの表情全てにスイッチが入ると、頭頂部の羽根の様なところから黄金色jの光線を発し、相手を黄金像にしてしまい、意識的に相手を固めてしまいます。
ウルトラマンメビウスも黄金像に化されてしまいましたが、カラータイマーだけは黄金化されていなかったところを見ると、やはりカラータイマーはウルトラ戦士の心臓と直結してる器官だけあって、強固な外壁となっている特殊器官なんでしょうね。
それでもカラータイマー以外のところを固められてしまってはどうすることも出来ず、ウルトラの父が駆けつけなければ危うかったかもしれません。
ジャシュラインがなぜ地球に来訪し、侵略しようとしたのか、ウルトラマンメビウスをどう考えていたのかは分かりませんが、少なくとも極悪宇宙人らしかったことは確かで、ウルトラマンメビウスの危機にウルトラの父がやってきたというところを見るとやはりエンペラ星人の使者という役目を負っていたのでしょうね。
でも、その外見はユニークさ満載で、イツツバンバラやガラオンを思い起こさせてウルトラシリーズ特有のユニークさを感じましたね。
ジャシュライン②





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4
モエタランガ⑥
「挑発星人 モエタランガ」

燃え盛る炎のような外観だったこともあって、モエタランガは怪獣のように思ってました。
しかし、言葉を持ちテレパシーを使っていたことだけでもモエタランガは怪獣ではなく知能を持つ宇宙人でしたね。
人の神経は脳からの指令で身体中に発信され。それで行動するわけですが、そういう具合に考えると志納からの指令を伝達する神経はまるで電流のようですね。
その神経も生体エネルギーによるところが大きいわけですから、モエタランガの光波チャンネルを通じたウィルスも、あくまでウィルスですから人の神経を支える生体エネルギーに感染することもあり得るわけです。
特にモエタランガのウィルスは興奮神経への影響が大きく、それだけ生体エネルギーを使わされるわけですから、興奮状態が過ぎた者はいわば燃え尽きたような状態になってしまうわけです。
生体エネルギーの途中補給でもできればまた対抗できるでしょうけど、人の身体はそれほど単純に出来ておらず、生体エネルギーは日々の積み重ねで得るものですから、これを悪用されてしまうと対抗できないわけです・
ウルトラマンマックスが超人とは言っても、生物ですから原理は人と同じでいきなり興奮状態にさせられては3分という活動時間もあっという間に限界点まで持っていかれるわけです。
こうした燃え尽きた生体エネルギーをモエタランガは自ら養分としていたわけですから、始末が悪いという感じがしました。

しかし、年寄がこれで若返ってしまうというのはモエタランガも予想外だったことでしょう。
人による対抗ワクチンの開発は人の維持みたいなものでしたけど、これで復活したウルトラマンマックスを見ていたら、その、昔「甦れ!ウルトラマン」で新たにエネルギーを得た初代ウルトラマンがマリンスペシウム光線でゼットンを倒したことを思い出しましたね。
モエタランガ①





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3
チェーン星人
「双体宇宙人 チェーン星人」

左半身に青が目立ち、右半身が黒い身体と沈着冷静で頭脳明晰なため知的な言動が特徴であるチェーン星人レフト。
右半身に赤が目立ち、左半身が黒い身体と肉体派で粗暴な言動が特徴が特徴であるチェーン星人ライトト。
異なる性格と異なる身体で、全く異なる個体でありながら、侵略行為を為すということについては共通でした。
いわゆる攻め方が異なると言うことだけど、このチェーン星人が半味という位に相違して見えたけど、この2体が組み合わさって1つになるという類のものではなかったようです。
これだけ正反対の個体が重なり合って1体になってしまうと、精神崩壊が起ってしまうからです。
身体的の対象的で、向きが異なると言えど、身体の半身が黒い身体であったと言うことは闇に支配されてるところが外見的にも多いと言うことで、それが侵略行為に出ていたと言うことかもしれません。
侵略という攻め方に違いはあれど、おそらく心身的にも闇に支配されていることは、既に自分自身に負けていたということかもしれません。
偶像の世界に出ていかなければ戦えないというのはチェーン星人レフトの特徴の表れでもあったわけですが、そういう手段に出なかったチェーン星人ライトも特殊能力を有し肉弾戦を好むと言っても、然程のものではなく、この辺りが2体は一つになり切れなかった盲点だったということかもしれません。

こういう設定の侵略宇宙人は、いやこういう設定の侵略宇宙人だからこそ、偶像の世界を使っていたのかもしれません。
でも、それは時代が早すぎたのかもしれませんね。





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3
テンペラー星人⑤
「極悪宇宙人 テンペラー星人」

ウルトラマンタロウは、童話的エッセンスが多い物語です。
ウルトラシリーズはどこかにユニークな模様が出てきますが、シリアスで通したのはウルトラセブンだけでしたね。
ウルトラ戦士を出せば出すほどユニークさが多くなり、物語も怪奇的なものより比重の置き方が逆になっていきました。
もともとウルトラシリーズはアンバランスゾーンに陥った世界を怪獣を交えてどう描いていくのかが焦点だったはずなんですけど、特にウルトラシリーズ第2期ともなればその乖離具合は大きくなって行ってしまいました。
この頃から何人ものウルトラ戦士は兄弟として描かれ、そこにも固執するようになりましたね。
ウルトラシリーズの主人公はウルトラ戦士であることは言わずもがなですが、怪獣・宇宙人ももう一つの主人公であり、この2つの主人公を結び付ける物語の設定が大きな見所でした。
余りに低年齢層を意識し過ぎるとユニークさが合いまった童話的なものになりますが、ここでの失敗は意識し過ぎで見栄えだけを変えていったところにもありました。
時にシリアスにやらないと何が面白いのかがが分からなくなります。
かと言って登場してきた怪獣・宇宙人はつまらないものばかりではなく、時にはビックリするほど見栄えのある者もいましたから尚更でした。
ウルトラマンタロウに登場したテンペラー星人は、そうであってほしかった好例でした。
M78星雲・光の国からウルトラマンタロウに招かれてウルトラ兄弟が地球に遊びにやってきたなど、戦士とは思えない設定で、こういう物語設定の失敗が尾を引いてしまいましたが、後付けながら光の国は闇に対抗した存在で、闇の支配者がウルトラの父と交戦したエンペラー星人を思い描きながら、テンペラー星人になってしまったということは闇の支配者に準拠する存在で、かなり強力で存在感がありそうな存在だったはずです。
人間に同化したウルトラ兄弟を見抜く力、ウルトラ兄弟だけに効果を示す破壊光線など、ウルトラ兄弟に固執し過ぎていましたね。
デザインもバルタン星人やヒッポリト星人、メフィラス星人を感じさせるものとなり、外見から感じる強大さもありませんでした。

テンペラー星人は数えきれないほどの能力を持ち、打倒ウルトラ兄弟から打倒光の国を目指すものだったはずですから、もっと真剣にもっとシリアスに演じて欲しかったと思うのです。
エンペラー星人を描くのに童話的とかユニークさは全く必要なく、その上での魅力を発揮してほしかったと思うのです。
テンペラー星人⑦
テンペラー星人④





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