HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:帰ってきたウルトラマン

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「雪男星人 バルダック星人」
バルダック星人①
ここんとこ言われなくなりましたけど、これも時代なんですかね。
昭和の遺物になってしまったのかもしれません。
妖怪なんだか怪物なんだか、正体不明の謎の生命体は過酷な自然環境の中でまるで存在してかのように言い伝えられていました。
例えば、雪男、例えばイエティ等々。
そこにはロマンや夢があったのかもしれませんし、そういう遺物が言われなくなったのは現実を見過ぎなようで、実はデータに振り回されて何も見えなくなっているのが現在なのかもしれません。
雪男やイエティにロマンや夢を見たのはお門違いかもしれませんが、そういう空想の言い伝えがあってもいいものです。
返ってきたウルトラマンに「20世紀の雪男」ということでバルタック星人が出てきました。
なんでも母星が240年ぶりに地球に接近することで、何故か地球侵略を企て、240年も前に秘密裏に地球にやってきて潜伏し、地球という惑星とそこに息づく生物の調査をしていたそうです。
雪山奥地に潜み、口から異常低温の冷凍ガスを吐くことから雪男を連想させる宇宙人として搭乗しましたが、その姿に見てるこっち側はひっくり返ってしまいました。

まるでお尻が頭部となって鶏・アヒルのような口で、これで雪男を連想させようとは思いもしないというか、意外な顔つきに笑いしか出ませんでしたね。
帰ってきたウルトラマンとは逆に熱に弱いということでウルトラブレスレットのウルトラ火輪で倒され、バルダック星人が呼び寄せようとした宇宙線段もウルトラスパークですべて破壊されましたが、それよりやっぱりバルタック星人の姿でしたね。

帰ってきたウルトラマンは、バルタック星人搭乗前のブラックキングやナックル星人とのシリアスな戦いで終わるものとおもっていたところに出てきたのがバルタック星人でしたからね。
これも逆の意味で印象的であり、強く記憶に残っています。
バルダック星人②


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「暗殺宇宙人 ナックル星人」
ナックル星人④
地球侵略の最も弊害となるのは帰ってきたウルトラマンと地球防衛軍であったMAT。
それは表向きで実質帰ってきたウルトラマンだったけど、順を追うようにまずMATをMATが開発した液化火薬サターンZをブラックキングによって奪取し混乱に陥れ、最大の障壁となっていた帰ってきたウルトラマンについてはスペシウム光線やウルトラブレスレットをその成分まで研究し、更に心の拠り所となっていた坂田アキ・剣健まで探り当て、惨殺してしまうとはまさしく狡猾、かつ研究家であり残忍さが生き物の姿をしていたナックル星人。
外見はサーカスのぬいぐるみのようでありながら、残忍この上ない性格で武闘家でもあり、怪獣飼育に優れていてそれはブラックキングを対返ってきたウルトラマン用に仕立て上げたところに出ていました。
驚くべきはこのナックル星人は単体ではなく、リーダー格がいたこと自体は当然として地球にやってきていたナックル星人が複数体いたことであり、母星のそれと常に交信していたことですね。
これは帰ってきたウルトラマンだけではなく、ウルトラ兄弟のサポート、並びにMAT全体のサポートがないと対抗できなかったところ、初代ウルトラマンやウルトラセブンに助け出されて戦線に復帰した帰ってきたウルトラマンが人間体となったとき、MATも蹂躙されそうになっていたところMAT隊員の中に冷静かつ難を逃れていたことが大いに役に立ちました。
狡猾宇宙人は何度か目にしましたけど、これだけ残忍さに徹したような宇宙人はナックル星人が初めてだったように思います。
坂田兄妹の惨殺はこれだけ酷いとトラウマになりそうなシーンで、指しもの帰ってきたウルトラマンも冷静でいられないところ、ナックル星人だけではなく対返ってきたウルトラマン用に訓練されたブラックキングを向こうに回し、スぺシウム光線やウルトラブレスレットといった決め技を防がれてしまったショックが重なった上にエネルギーが補充しにくい夕方に戦いを挑んだナックル星人の狡猾さは他に類を見なかったでしょう。
地球侵略というより帰ってきたウルトラマンを攻略するためには何でもやってしまう、そんな具合にも見えましたね。
ナックル星人②
破壊光線意外にこれといった武器はなかったものの、帰ってきたウルトラマンを倒そうとする執念そのものが凄くてブラックキング育成がそのいい例でした。
スペシウム光線を使うのでもなく、ウルトラブレスレットを変形させて利用するわけでもなく、ウルトラ投げナックル星人を倒した帰ってきたウルトラマンは、仮死状態から助け出されたことで初代ウルトラマンやウルトラセブンが大きな心の拠り所であると再認識したことで精神的に強くなり、スライスハンドでブラックキングが葬り去られたナックル星人のわずかな揺らぎを見逃さなかったことでこのウルトラ投げを放つことができ、より効果を上げたのでしょう。
これだけ残忍なことをされたナックル星人を倒すには、こうして心を強くするしかなかったのでしょうけど、こちらとしてはもっとより強力に粉砕してほしかったことが願いでもありました。
ナックル星人⑧


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「用心棒怪獣 ブラックキング」
ブラックキング
対帰ってきたウルトラマン用に訓練された怪獣でしたから、ブラックキングの肩書が用心棒怪獣戸言うのは可笑しいものでした。
用心棒とは主君の傍で主君を守ることを任務としている存在なわけですから、既に能力が十分で強力な存在ですから。
ブラックキングは、帰ってきたウルトラマンの能力を過去に帰ってきたウルトラマンと戦った怪獣との戦いで研究し、その対策用として訓練された怪獣でしたから、訓練怪獣とでもすべきだったと思います。
でも研究し訓練したとしても返ってきたウルトラマンを苦戦させたところを見ると、もともと強力怪獣だったことも伺われます。
なんでもレッドキングの兄としての設定もあったようですが、それはブラックキングの見た目でもそれが分かろうというものです。
スペシウム光線を両腕をクロスさせることで受け止め、ウルトラブレスレットをはじき返すなど、帰ってきたウルトラマンの武器を研究して対策を練ったとしても、それを訓練で身に着けたブラックキングはもともとそういう能力が基本的にあったはずで、レッドキングの兄というというよりもレッドキングの能力を移植したような宇宙怪獣と言った方がよさそうです。
怪獣とはこうあるべきというものがあるならば、レッドキングもそうでしたけど、ブラックキングはそれに近いものがありました。
正攻法的に強くあって欲しいというのが怪獣に対する願いでしたから、ブラックキングにはそれがあ他ということで、宇宙怪獣であったこと、赤い熱戦を吐いていたこと、そしてブラックキングの側近であったことが地球怪獣であり、熱戦ではなく火を吐く能力であって欲しかったこと、それと宇宙人に操られる怪獣ではあって欲しくはなかったことがかなっていれば、レッドキングの知能を大幅に向上させた怪獣で、当時としては怪獣に対する憧れを叶えた怪獣と思えたのかもしれません。
ブラックキング③
ナックル星人の謀略で無残なシーンが盛り込まれたブラックキング登場の話はブラックキングが主役とはなり切れていなかったことも惜しい材料でしたけど、ブラックキングは戦闘的な部分も含めて能力が高く。怪獣らしい怪獣でした。
ナックル星人とのコンビで返ってきたウルトラマンを仮死状態にまで追い込んでいましたけど、初代ウルトラマンとウルトラセブンとの絆まではサシモのナックル星人の考えも及ばなかったところに敗れ去った要因がありましたけど。そこまで帰ってきたウルトラマンを追い込んだのはブラックキングの能力の高さがナックル星人が考えていた以上にあったことが大きかったでしょう。
ブラックキング⑦


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「帰ってきたウルトラマン」
帰ってきたウルトラマン②
ウルトラセブンの放映が終わり、何度も再放送された初代ウルトラマンやウルトラセブンをそのたびに見ていたせいか、ウルトラセブン放映終了後にあった間も間と感じることもありませんでした。
初代ウルトラマン最終回でゾフィが出てきましたけど、ウルトラセブンまではウルトラ兄弟と言われることも思うこともなく、そういやウルトラセブンにはセブン上司が出てきたけど初代ウルトラマンは出てこなかったなと思うくらいでした。
けど、ある時、友人たちとの話の中でまたウルトラマンを見たいよな、ウルトラマン帰ってきてくれないかなと話していて、そんな時「帰ってきたウルトラマン」の放映の話を聞き付けました。
今と違って情報量が圧倒的に少ない時代です。
これはもう見るしかない、と思ってTVを食い入るように見ていました。
当時、小3から4くらいの子供でも分かったのがウルトラマンとはいえ、初代ウルトラマンとは何か違う、それがウルトラマンの体色・デザインによるものと気づくまで時間はかかりませんでした。
初代ウルトラマンが帰ってきたわけじゃない、でも憧れだったウルトラマンがまた見られるんだという思いで嬉しくなったことはよく覚えていますね。
帰ってきたウルトラマンの頃もまだいわゆるスポ根モノの流れが残っていて、キングザウルスⅢ世の時に編み出した流星キックの特訓のシーンは帰ってきたウルトラマン初期の特によく覚えてるシーンでした。
帰ってきたウルトラマンが地球上で行動するためには実体がなければならず、そして技を編み出す特訓まで行うとなると泥臭い日本人がと思うところ、日本人離れした顔立ちと長い手足の郷秀樹が遣ったものですから、意外以上の何物でもなかったわけですが、その郷秀樹を演じた団次朗氏が時代を羽たような演技をしてくれて、それこそ泥臭かったものですからこれはうれしかったですね。
その団次朗氏が先日亡くなてしまいました。
ウルトラシリーズで主演を務めた俳優さんが亡くなるのはこれが初めてですが、誰しもに流れる時間は同じ時間ですからいつかはこういう時が来るんだと思っても、やっぱり淋しいです。
団次朗氏があったからこその郷秀樹であり、郷秀樹あったからこその帰ってきたウルトラマンだったと思うんです。
初代ウルトラマンの時には感じなかった人間臭さ、ウルトラセブンの時はモロボシダンは正確に言うと宇宙人であり人間ではなかったのですが外見がすっかり人間そのものだったがために苦悩する宇宙人であったところ、郷秀樹は帰ってきたウルトラマンと一体化していましたけど、初めて人間がウルトラマンになってしまう先鞭をつけたのが帰ってきたウルトラマンであり、団次朗が怪演をしなければこれはなかったものと思いましたね。
帰ってきたウルトラマン⑧
使う技は初代ウルトラマンとほとんど同じでありながら八つ裂き光輪などは一度しか使われませんでした。
初期の段階ではまだ帰ってきたウルトラマンは発展途上だったのでしょう。
初めて他のウルトラ戦士であるウルトラセブンが登場し、ウルトラブレスレットをもたらしたのが大きなポイントになりました。
ウルトラブレスレットから様々な効用をhきだすことで汎用性を持たせて初代ウルトラマン特別化を図ることことに成功し、それでも基本はウルトラマンなんだということでポイントごとにスペシウム光線を使っていたことがうまくいったことにつながっていたように思います。
飛来する宇宙人や怪獣に同じものは櫃としておらず、そのたびに苦悩し、戦うヒントをMATだけじゃなく、私生活で近かった人にもらうことがより人間臭さを出していました。
最大のポイントはベムスターと並んでナックル星人の狡猾さだったでしょう。
身近な人たちが惨殺され、MATも壊滅させられそうになる中、初代ウルトラマンやウルトラセブンのサポートを受けて敢然と立ち向かう帰ってきたウルトラマンの姿は、完全にウルトラ戦士として成熟したものでした。
幼くもなく背伸びもしていなかったのがウルトラ第1期であり、人間臭さを最も出していた帰ってきたウルトラマンは郷秀樹を演じた団次朗の怪演がなければその味は出なかったものと思います。

団次朗氏のご冥福をお祈りします。
帰ってきたウルトラマン


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4
「吸血宇宙星人 ドラキュラス」
ドラキュラス③
コウモリが吸血鬼と結びつくのは、コウモリの中の一種に吸血蝙蝠がわずかながらいたり、洞窟等暗闇に潜んでいて吸血鬼自体が闇に紛れて血欲しさに暗躍してるところからなんでしょうけど、どちらも光と輝きを苦手としていますね。
吸血鬼としてはドラキュラが有名なところでしょうけど、ドラキュラが十字架を苦手としていたのはクルスするところが最も光り輝くことで余計に光を浴びるからというところと信教的なものなんでしょう。
でもそのドラキュラは、化け物で歪ですけど人間としての知能を持ち合わせていたから余計に気味悪く怪奇的だったものと思われ、このドラキュラが怪獣化したとなると帰ってきたウルトラマンに登場したドラキュラスのようになるかと言えば、そのようでそうではないかもしれません。
生物皆体内に血が流れているかと言えば、地球上の生物はそうですけど、宇宙生物にはどんな条件が生物となるのか分かりませんから、体内に流れているのは血とは限らないかもしれません。
帰ってきたウルトラマンに登場したドラキュラスが、実は宇宙人であって人からは血を吸い取りながら、相手がウルトラマンとなると血に代わりに光エネルギーを吸い取るところが画期的だったかもしれません。
ウルトラマンティガの時もヤナカーギーの時のように光エネルギーを吸い取る怪獣たちがいくつか出てきましたけど、ウルトラマンの体内には光エネルギーが流れ、吸血生物であったドラキュラスがそのエネルギーを血の代わりに吸い取るのは、光を苦手とする吸血鬼の怪獣がそうしてしまう相反するものが同居していたところに画期的要素があったように思いますね。

ウルトラブレスレットから閃光を浴びせられ、硬直状態となったところにこれも苦手な十字架のようなウルトラクロスで仕留められたのは、苦手が重なって印象的なシーンではありました。
ウルトラクロス⑨


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レオゴン②
「合性怪獣 レオゴン」

どの種にも属さない生物なんているのだろうか、というのが率直な感想でした。
全ての生物は動物植物を問わず、雄と雌の存在が交わることで種が存続するのであって、命は一つなんて言うことはあり得ないと思います。
そうした思いを抱えた生物学者が、どの種にも属さない命を生み出そうとしてウツボカズラとトカゲの種を交わらさせたことがそもそもの間違いでした。
そうして生み出されたのが合性怪獣 レオゴンですけど、雌雄同体の生物は他にもいるけれど、レオゴンはその中に入ってしまうものの、命を人間が擬制的に生み出してしまうという倫理に反した行為の果てに出てきてしまった怪獣でした。
生み出した生物科学者はレオゴンを植物種として生み出したかったみたいですけど、その根っこの動物が肉食動物だったということがあり得ないミスでしたね。
このあり得ないミスが、長く伸びる蔦で相手を絡め取り捕食することで、異常体質であった体質に大きく変化を及ぼし、卵から孵化したレオゴンの幼体は巨大化し、見事な怪獣となってしまいました。

命は必ずしも一つではなく、命をつなごうとすれば種は生まれ、繁栄を呼ぼうとする命はその首藤氏が交わることが最も自然的であって、あえてどの種にも属さないものを作り出そうとしたその行為は反自然行為であり、レオゴンはある意味、その生物科学者の擬制的存在だったのでしょうね。
レオゴン
レオゴン登場の話はその終盤、レオゴンを生み出した生物科学者がレオゴンに捕食されてしまうシーンで「花・太陽・雨」というPYGの知る人ぞ知る曲が流されましたが、この曲の一つのポイントに「さかさまの愛」というフレーズが出てきます。
なんともレオゴン登場を言い表したフレーズで、いい選曲でした。
どの種にも属さない怪獣なんて時代的には早すぎたことだったかもしれません。
しかし、着眼点がよく、レオゴンが後にゴジラシリーズ平成版「ビオランテ」のモチーフになったことを思うと怪獣を発展させるには存在感があったのかもしれません。
レオゴン④





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5
キングマイマイ
「変幻怪獣 キングマイマイ(成虫)」


夕陽を浴びて脱皮し成虫となったキングマイマイ。
夕陽に映えてとても霧な怪獣で、夕日に映えなくてもその翼はキレイな模様が描かれており。由比自体がその効果を上げていたと思います。
その名がマイマイというだけあってカタツムリをイメージしたこともありましたが、成虫化したキングマイマイを見てこっれは蛾やアゲハチョウがモチーフなんでしょう。
口から相手を絡め取ろうとして菌糸をはいたりしてましたけど、この辺りは完全に蛾ア町の特性ですね。
その美しい翼はキングマイマイが怪獣だと言うこともあって巨大であり、この翼を仰ぐことでチップ鵜が巻き起こり、大きな武器となっていました。
夕陽に映えてキレイだったのは、その翼だけではなく、身体自体も夕陽に映えそうで、帰ってきたウルトラマンがブレスレットボムを投げつけ、キングマイマイの体内に入った姿はその効果が上がっていました。
キングマイマイ①
もう少し演出がコミカルではなく、このキングマイマイを映えるようなストーリーで演出していれば、ただただきれいな怪獣だったという記憶しか残らなかったかもしれません。
とにかく美しい怪獣でした。
キングマイマイ③





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アシュラン②
「二面凶悪怪獣 アシュラン」

阿修羅は本来天界の神であるように人が立ち入れない世界にいる存在です。
人であろうが超人であろうが、神の世界には踏み込めず、その威厳というか存在・力には及ばないかもしれません。
ウルトラセブンが変身できなくなっていた情報はどうやって光の国が知ったのかは分かりません。
しかし、怪獣ボールを抱えた帰ってきたウルトラマンはウルトラセブンに怪獣ボールをもたらすため地球に向かいながらも、アシュランに追われ捕まります。
怪獣ボールの強烈さを何故アシュランが知っていたかもわかりませんが、怪獣ボールをつかんでいたハンデはあったにせよ、帰ってきたウルトラマンはアシュランにしてやられます。
まるで帰ってきたウルトラマンは超人と言えど、神の領域にいた存在には敵わないように。
阿修羅はもとはと言えば正義の神であるところ、アシュランは悪魔の使いの様な怪獣で、悪魔だったのかもしれません。
正面から見れば鬼のような井出達でしたけど、前にも後ろにも顔を持つ二面怪獣でした。
悪魔のよう、鬼のようとくると神のいる領域にいるような怪獣だったのかもしれませんが。前と後ろについていた顔の口から火を吐いたり、帰ってきたウルトラマンに一人では外せないマスクをつけてしまう怪光線を発するところは、逆に神の領域ではなく、それに近い世界にいた怪獣であり、一人で敵わなくてもウルトラ戦士が2人以上力を合わせれば対抗できる存在だったのでしょう。
アシュラン④
胴体力に優れた力を持ちながら、あくまで怪獣であったのは赤い顔と青い顔を持ちながら、双方の口からは火を吐くという共通点があったことに現れていたように思います。
セブンガーに圧倒され、帰ってきたウルトラマンとウルトラマンレオの繰り出したクロスアタックは月食を利用した技であり、月食という神の領域の力に倒されたのは悪魔の化身のように見えながらアシュランはやはり怪獣だったためだと思います。
アシュラン





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4
キングマイマイ(幼虫)

「変幻怪獣キングマイマイ(幼虫)」

蝶や蛾の様に孵化する前のサナギの状態は、身体の中の養分要素を護るため外皮は丈夫なのかもしれません。
怪獣と言えど生ものですから、中には孵化するような怪獣もいるのでしょう。
怪獣のサナギなんて思いもしませんでしたが、キングマイマイの幼虫、つまりサナギ状態でいる時の外皮はとにかく丈夫なものでした。
MATがいくら仕掛けようとうにもならない位丈夫だった外皮は、思わぬ形で片腕が吹っ飛んでしまい、それが成虫に孵化する要因にもなっていました。
サナギ怪獣と言えば、あのゴジラシリーズに登場したモスラがいましたけど、キングマイマイはそのモスラの番外編だったかもしれません。
外皮と言ったって怪獣のものですから、丈夫にならざるを得ず、見た目は孵化する怪獣には見えませんでした。
地震多発は今に始まったことではありませんが、地震を嫌うのは生き物とすれば当然のことかもしれず、それまで地中で眠っていたわけですから、地震の多発がキングマイマイの孵化を早め、最終的にそのきっかけを作ってしまったのが人間だったということなんでしょう。
思わぬ形で怪獣の幼虫を見てしまった感じでしたが、もう一つ思わぬ形で見てしまったものがありました。
キングマイマイ(幼虫)の武器が尻尾の根から発射する揮発性の黄色いガスでした。
どう見ても「おなら」であり、ちっとも揮発性ガスとは思いませんでした。
怪獣のオナラなんて異常なまでに匂いそうですが、そうではないものであったところに妙味がありました。
キングマイマイ(幼虫)①







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プルーマ④
「囮怪獣 プルーマ」

主であったぜラン星人は最後の最後に断末魔と共にその姿が見られましたが、一瞬とは言えそのオドロオドロした醜い姿が記憶に強く残ってしまったためか、ゼラン星人の意図した帰ってきたウルトラマンにウルトラブレスレットを使わせる使命をしっかり果たしていた怪獣プルーマは、意外と印象が薄かった気がします。
怪獣好きには応えられないかもしれない怪獣プルーマは、その背面に亀のような甲羅を背負っていたことと帰ってきたウルトラマンのスペシウム光線を至近距離から放たれても耐えてしまったようにその防御力は高い怪獣だったと思います。
設定上、身体が毒物で構成され、吐く息や垂らす唾液も猛毒であってエネルギー源が実は毒素にあったと思うと、触れただけでも相手に悪い影響を出してしまうプルーマはゼラン星人が作り上げたのでしょうけどゼラン星人の意図を果たす囮となっただけでは惜しい怪獣のように思いましたね。
高い防御力は身体のエネルギー源となった毒素によってもたらされたものと思いますが、それを武器として前面に押し出せば高い攻撃力ももたらすことが出来た怪獣だったはずです。
プルーマのデザインの元は何処にあったのかは分かりませんが、亀やスッポンを二本足歩行型にしたかのようなところが地味になってしまい、そこが残念と言えば残念ですけど、至近距離から放たれたスペシウム光線に耐え、口から吐く熱戦共々帰ってきたウルトラマンを苦戦させていましたから、肩書には見えない強力な怪獣だったかもしれません。
プルーマ①





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