HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:怪魔異生獣

5
「隊長ゲドリアン」
ゲドリアン②
仮面ライダーシリーズの秘密結社には、大首領の意思を受けて作戦の指揮を執る大幹部が登場しましたが、仮面ライダーBlackの時の敵組織ゴルゴムからその大幹部の意味合いが変わっていきました。
仮面ライダーBlackRXの敵組織はクライシス帝国でしたけど、このクライシス艇庫も太陽を挟んで地球の反対側にあるとされた別惑星の極一部の者たちがその枠手を手中に収めようとし、その惑星のバランスが崩れて惑星の寿命が尽きようとした要因を何故か地球の大気汚染等による地球人類の驕りにあるとし、これを追い払って自分たちが移り住もうとしたことでの侵略行為を働くというまさに宇宙人のような行為で、ウルトラシリーズと異なったのはその宇宙寺院たちが等身大であったといいうことでした。
このクライシス帝国にも貴族がいたらしく、そこおから抜擢されたマリバロン、ボスガンという種戦力もさることながら、クライシス帝国のゲドラー域という暗くて寒い地域に生息し、どこか虐げられていた者たちから抜擢されたゲドリアンが、従来の大幹部に相当する隊長の抜粋されていたこと自体、出生地域による差別がそこにも見え隠れし、これを隊長に抜粋していたジャーク将軍に恩義を感じていたという設定が、斬新といえば斬新でした。
従来の大幹部の上には大首領という構図が、隊長の上に将軍がいて更に皇帝という大首領がいる上、其の皇帝の化身である査察官まで登場したということは、指揮命令系統がという統一されておらず、しかも出生の場まで違っていたとなると考えと思いの相違があって当たり前だったと思います。
ゲドリアンはジャーク将軍とくアイシス皇帝に恩義を感じて忠誠を誓っていたことが言動に現れ、特に最後のジャーク将軍がクライシス皇帝によって最後通告をうけて存在の危機にさらされたとき、自らの体内で培養していたげドルリドルを登場させて、仮面ライダーBlacklRXをあと一歩まで追い込んだ時に出すマダーの横やりとその後のほかの隊長立ちどころかジャーク将軍までがゲドリアンをスケープゴードに仕立て上げようとしたことが、それまで自らの出生からくる卑屈さと相まって、いやそれがなくてもゲドリアンを登場させたこと自体誰のためだったのかと思うとき、ゲドリアンの暴れようはそれまで四大隊長たちがまるでまとまっておらず、指揮命令系統が統一されていなかったことが十分すぎるほど現れてしまった現れでした。
ゲドリアン⑨
特にゲドリアンがお気に入りというわけではありませんでしたけど、何かにつけて横槍を入れるダスマダー大佐は目障りであり、これがクライシス皇帝の化身であったということは自分で自分の足を引っ張っていたということになり、何のために登場してきたのかまるで意味ないことのように見えました。
また、ゲドリアンの最後とそれまでの行動を思うと、大幹部クラスを何人も登場上させてしまうと徒に高いプライドみたいなものが邪魔をして何も進まないどころか、逆の目になると感じました。
それは仮面ライダーV3においてデストロンの大幹部ドクトルGがショッカー・ゲルショッカーの歴代大幹部を復活させた時のことと酷似しています。
卑屈になっていたゲドリアンを隊長の地位まで引き上げたジャーク将軍の意図はどこにあったのか、それがわからず、追いつめられると宇宙人であれ保身に走るのは人間と同じだなと思いましたね。
ゲドリアン⑦


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5
「ゲドルリドル」
ゲドルリドル⑥
ダスマダー大佐とは何者、クライシス皇帝直属の特別査察官ということでしたけど、悉く㈣大隊長の指揮した作戦履行の邪魔をして仮面ライダーBlackRXをあと一押しで倒せる場面での介入は「ダスマダー大佐の肩書は肩書だけであってクライシス皇帝の分身かと思いましたけど、そも介入による被害者はクライシス帝国にほとんどが存在していました。
ゲドルリドルもその一体です。
最後通告として赤い液体が滴り落ち容器がそれで満たされると大爆発を起こし、死をもたらすという最終時計をジャーク将軍に送り付け、㈣大隊長に一体であったゲドリアンが自らの体内で培養していたゲドルリドルを使って、仮面ライダーBlackRXを倒すことで㈣大隊長を救おうとする行為に打って出て、ゲドルリドルがもう1歩で仮面ライダーBlackRXを倒せる場面で介入したのもダスマダー大佐でした。
この介入がなければそれが果たせたでしょうに、この介入がヤブヘビとなって仮面ライダーBlackRXにとどめを刺すどころか結果的にクライシス皇帝が倒されるところまで行ってしまったのですから、皇帝と呼ばれるほどの寛大さの微塵もない勝手な独裁者だったのでしょうね。
この介入で両手首を失ったゲドルリドルは幼虫状態の芋虫に戻ってしまい、この介入こそが自らの裏切りだったにもかかわらず、任務に失敗したとしてゲドリアン処刑に打って出ようとしたことがゲドリアンの怒りを誘い、クライシス要塞に忍び込んだゲドリアンがクライシス要塞のエネルギーをゲドリアンに吸収させて増強させ、またもや仮面ライダーBlackRXを劣勢に追い込むなど、あらゆるエネルギーを吸収しあらゆる攻撃をも跳ね返してしまう最強戦士だったのかもしれません。
尻尾でエネルギーを吸収する間を突かれて尻尾を分断されてしまったことは、ゲドルリドルどころかゲドリアンさえも失ってしまうことになり、クライシス帝国のために㈣大隊長を守ろうとしたゲドリアンがその身を削って生み出したゲドルリドルは、行き過ぎたダイスマダー大佐の保身のために犠牲になってしまった感が強く残りました。
悪の組織派幹部たちが何人いようとまとまれないところが醜聞をさらすことになってしまいますが、ここに皇帝その者が絡んでしまっては配下の者は完全な犠牲者であり、ゲドルリドルは持っている能力は相当なものがありながらその象徴のような存在になってしまったのは怒りしかわきませんでした。
ゲドルリドル③


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4
バルンボルン
「バルンボルン」

怪魔異生獣とはクライシス帝国でも、異端児的存在の獣だったらしいですね。
かと言ってクライシス帝国の住人も地球人のようだったかというとそうでもなかったようです。
どんな文化が発達し、どんな文明が存在してたのかは分かりませんが、地球にも獣がいたようにクライシス帝国にも獣がいてもおかしい話じゃないと思います。
太陽を挟んで地球とは正反対の位置にあり、何もかもが地球とは正反対の世界を構築してた世界がクライシス帝国だとすると、地球上の文明もどこかで分かっていたのかもしれません。
地球上の文明といっても多種多様であり、どの文明にもHEROは存在し、他文明に影響を与えていたのかもしれません。
スポーツという文明もひょっとしたら地球のみに存在するものかもしれず、地球文明とは正反対のクライシス帝国にはなかったものかもしれませんが、文化が進んでいたというか開発力が進んでいたと思われるクライシス帝国がそれを意識し、HERO然とした存在を作り上げようとしていてもおかしい話じゃなかったのかもしれません。
怪魔異生獣バルンボルンがHERO然となろうとしてサッカー、ボクシング、野球、テニス等々で圧倒的な存在になろうとしたのは、獣といえど運動能力に優れた身体能力とセンスがあったということだったのかもしれません。
あくまで獣であって人ではないところにセンスがあったりしたら、人は叶わないものかもしれません。
それでもHEROになるにはそれだけではいけなかったのは、ボクサーと一体化した仮面ライダーBlackXことバイオライダーの能力の前に叶わなかったところに現れていました。
HEROになろうとしたなり損ないの姿は、やはり獣だったという言う感じが強かったバルンボルンでした。
バルンボルン①






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3
ムンデガンデ
「ムンデカンデ」

顔はセミ、だけど全体を通してみると百足が重なったような姿をしてたところに光線などを発することもあって地球とは違う環境で出てきた怪人然としていたのが、怪魔異生獣ムンデカンデでした。
仮面ライダーのストーリーは、この怪人や改造人間の特殊能力やその姿から連想できる想像の域を物語にしていたところに面白みがあったと思うんです。
ここを外すと、その時登場した怪人や改造人間は何故登場したのかと言うことになってしまいます。
ムンデカンデ登場の話で、注目されたのは水を自由に操る超能力者が仮面ライダーBlackRX側に登場し、これ以降レギュラーとして登場したことでしょうね。
物語自体は、水の供給減を奪おうとクライシス帝国が画策し、四大隊長が珍しく役割どころを忠実に実践していて、なんと水の城を構築する作戦展開でした。
その作戦の遂行上、大きな役割をあたしていたのがムンデカンデでしたけど、ムンデカンデはムカデを模したような怪魔異生獣であり、水とは無関係のように見えました。
水は人間にとってもクライシス人にとっても命の泉であり、仮面ライダーBlackRXは水の戦士ともいうべきバイオライダーへと2段変身する能力まであったのですから、クライシス帝国側にもムンデカンデよりも水を扱う怪人にすっべきだったかもしれません。
ムンデカンデを有効に使うなら、寄生虫に関する能力を押し上げてそこを利する作戦の展開上に出すべきだったと思います。
ムンデガンデ④






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4
ギメラゴメラ①
「ギメラゴメラ」

鶏の長い首と顔、右手首が蛇頭、左手首が龍の頭、そして胴の部分に大きな人間の口があって、鶏の頭からは火炎、両腕の頭からは破壊光線、胴体の口から毒ガスを吐くとなるとギメラゴメラは合成怪人だたでしょうね。
太陽を挟んで地球の真裏の惑星にあったと思われるクライシス帝国があった惑星は、環境的に地球に近いものだっただけにギメラゴメラは地球にもいたような生物を合わせ、地球と違って二酸化炭素に満ちた世界であっただけにそうした外見とは裏腹にギメラゴメラの体内は怪奇な世界だったかもしれません。
仮面ライダーと言えば敵組織の俗にいう怪人は改造人間でしたけど、これだけ様々な能力と外見を舌ギメラゴメラを見ると、これこそ怪奇な生かされた生物としての怪人であり、理解不能なところばかりあります。
クライシス敵国の地球移民計画推進のための兵士を蝶と化して操るギメラゴメラの両腕先の怪奇な頭を含めた3つの頭から発していた三原色光線は、クライシス兵士を蝶と化すだけではなく人間にも憑依させていたとなると、怪奇中の怪奇な獣と言うことにもなり、クライシス帝国の四大隊長の中でも出生だけで最も虐げられていたゲドリアン配下の怪魔異星生獣ということになりますね。
出生だけでと書きましたけど、これが怪人にとっては最も重いところであり、環境は劣悪だったでしょうけど、地球と同じ太陽の恵みを受けていたクライシス帝国の中でも心情的に劣悪だったのは怪魔界だったのでしょう。
ゲドリアンだけが怪魔界の原人であって、その配下にいた怪魔異生獣は生体手術と怪魔界の理解できない劣悪環境が生み出してしまった怪人でありそうなことは、ギメラゴメラを見てると分かりそうな感じがします。
けど、合成獣でありながら仮面ライダーBlackRXを苦戦させていたのは、ギメラゴメラの多様な能力だけではなく、作られた怪人でありながらゲドリアンへの忠誠心の強さからだったかもしれません。
ギメラゴメラ③



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3
マットボット
「怪魔異生獣マットボット」

仮面ライダーシリーズ後期の仮面ライダーBlack,、仮面ライダーBlackRXは連続した物語でしたけど、敵柄組織で登場した話は少ないながら、最も目立ったのはシャドームーンでした。
黒い太陽としてブラックサンと呼ばれた仮面ライダーBlackに対抗したかのように月の影の運命にあったようなシャードームーンは、その名とは裏腹に全身銀色のボディが印象的でした。
最後の最後で仮面ライダーBlackに倒され死んだはずのシャドームーンは、実はクライシス帝国のジャーク将軍に見込まれ蘇生処置を施され、仮面ライダーBlackが太陽の力で強化された仮面ライダーBlackRXのように、蘇生処置という名の強化が施されていたのもその存在がどうしても日影の存在でありながらそういう運命にあったという事を訴えかけたかったのかもしれません。
敵組織がゴルゴムからクライシス帝国と移り変わりながらもその存在感が強く、そのためクライシス帝国の四大隊長に疎まれて第三勢力となってしまったのもその存在感にためでしょうし、クライシス怪人は存在しなかったクライシス科学陣ではなく、四大隊長が個別に創出していたため、どうしてもクライシス帝国への忠誠心が強くなく、ジャーク将軍の指揮の下で動く四大隊長の命令を聴くだけの存在だったかもしれません。
クライシス異生獣はゲドリアンの指揮下にありましたが、クライシス帝国でも隅っこで巣くう獣に近い生き者でしたから、知能が低くなっていた傾向がありました。
マットボットはどんな生物の変わり種かは分かりませんが、両出先の爪とそれを支える怪力によって掘削能力に優れた怪人だったらしいですが、シャドームーンの存在感の前にシャドームーンの命を聴くことで上司であったはずのゲドリアンでさえ裏切ってしまいました。

従来の秘密結社はその首領等の命令は絶対であり、それに服従する忠誠心で成り立っていましたらから、シャドームーンの存在感が強あれど指揮命令系が違えていたわけですから、尻ごみはあれど造反はあり得ないはずでした。
クライシス帝国の力はそれまでの秘密結社とは比べものにはならなかったと思いますが、組織のまとまりには欠けていたことは四大隊長の足並みを見れば分るこっとですけど、マットボットのような1怪人は簡単に寝返ってしまうのは意外でした。
上司であるゲドリアンの叱責により戦線に復帰したものの、それ以前に裏切りで話してしまったことの大きさに加えて、掘削力と怪力以外にこれといって目立った能力がなかったことを思うと仮面ライダーBlackRXに敗れたのも当然の成り行きでした。
マットボット①





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3
リックバック
「怪魔異生獣リックバック」

リックバックは、クライシス版吸血鬼といったところでしょうか。
クライシス帝国のあった惑星の中のカミラ族という種族が、リックストーンと呼ばれる赤く光る石の一部を持たされて秘密裏に地球へ飛来して隠密行動をとっていたようです。
この赤い石には、これを持つカミラ族の細胞を移植してしまい、それが次から次へと鼠算のように増殖して得しまういわば吸血鬼に嚙みつかれた効用があったようです。
クライシス帝国のあった惑星では、特殊環境にあった惑星に起こり得る怪奇現象が怪奇なものと理解されず、それでも種の繁栄まで行かなくとも、その継続のためにはこのカミラ族の細胞を捕食することで言わば大いに役に立っていたようで、その細胞の乱獲のためにカミラ族が絶滅に瀕し、リックストーンという赤く光る石自体がカミラ族の増幅に役立っていたようです。

カミラ族はリックバックが地球に姿を見せる10年前にやってきていたらしいですが、カミラ族が次々に倒れていったのは、クライシス帝国のあった惑星と地球の環境が全く逆の環境にあったためかもしれず、リックバック自体はカミラ族の生き残りの監視と活用のために出てきたのかもしれませんが、カミラ族には悪意はなかったのかもしれません。
クライシス帝国の犠牲者だったのかもしれず、リックバック自体と切り離して考えなければならないかもしれません。

吸血鬼は十字架と葫に弱かったものですが、リックストーンを利したリックバックの行為は吸血鬼のようなものでしたけど、リックバックとリックストーンをまとめてつぶさないと、倒すことに意味がなかったのかもしれません。
怪力と両手の大き目なカッター自体がリックバックのぶきでしたけど、特殊能力があったとはいえ、仮面ライダーBlackRXならば倒すこと自体は容易とは言えないまでも無理がないところでした。
ただ、リックバックの体内にはリックストーンがあったこと自体が厄介なことでしたね。
リックバック②





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3
アントロント①

「怪魔異生獣アントロント」

怪魔界の砂漠地帯アンチュロン域に生息する人喰い蟻を強化改造した怪魔異生獣がアントロントであり、異星の砂漠に潜む蟻をモチーフとしていました。
砂漠の使者の如く、砂の使い手のようでしたけど、仮面ライダーBlackRXやロボライダーにはその能力である敵に砂を浴びせかけ固めてしまう能力は有効でも、バイオライダーに通用しないのは目に見えていました。
更なる強化で砂の大嵐を巻き起こす能力を植え付けられていましたが、こうしてもやはり同じことのようでした。
人喰い蟻がモチーフだった割には、その演出が見られませんでしたけど、アントロントの登場の話には死んだはずのシャドームーンが登場していましたから、共闘していればどうだったかというものに見えました。
ジャーク将軍の指示はシャドームーンを前面に出して仮面ライダーBlackRXを倒すものでしたけど、いたずらにプライドの高い四大隊長は表面的にジャーク将軍の指示に従うように前線に出ながらも、何もしなかった、いや出来なかったかもしれませんが、こうしたことが特にゲドリアンに見られたことで、アントロントはシャドームーンと共闘どころか、その逆を行ってしまったところに、狙いを遂行できなかった要因がありました。

肝はバイオライダーを封じ込めることにありましたから、その逆の要素がほとんどであったアントロント単体では勝ち目が薄く、シャドームーンと共闘するか、シャドームーンの攻撃で追い込まれていた仮面ライダーBlackRXやバイオライダーに更なる攻撃を加えることで自らを生かすことが肝要だったでしょう。

下手なプライドは部下をも殺すということがはっきりしたような話でしたが、これは特撮の世界だけではなく現実の世界でも多くみられることですね。
アントロント





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3
バングゴング1
「バングゴング」

仮面ライダーシリーズの登場してた改造人間は、何かしらのモチーフがあって、そのモチーフは地球上のものでした。
少なくとも仮面ライダーBlackまではそうでしたが、仮面ライダーBlackも超古代の生物らしきものにモチーフを求めたがために、時として何が何だかわからない、者も多くありました。
それが仮面ライダーBlackRXまでくると怪魔界という異世界から位ヒス帝国の再建を図ろうとして等身大の怪獣みたいなものやロボットがやってきましたから、そのモチーフは怪魔界に求めることとなり、従来の改造人間=怪人というわけにはいかなくなりました。
モチーフが分らない、異世界のものに求めているのなら立派な怪人です。
クライシス帝国の隊長たちが生体改造を図って、怪魔界の改造人間を作り出そうとしても、そのクライシス帝国の住人とは人間と呼べるのか、またそのモチーフはちきゅ人類に理解できるのかと思うと、そこで創出されるものは怪人ですね。
怪魔異生獣バングコングは、クライシス帝国のある世界の青ナメクジのモチーフがあるらしいですが、難ともわかったようでわからない怪人ですね。

地球上の一般のナメクジは身体のほとんどが水分であり、決まった身体を持っておらず、塩によって水泡に帰してしまうものです。
そこから発展させたのでしょうけど、バングコングはなんと影に同化し、影から影への移動もできるようです。
しかもいきなり不意を突いて実体化し、敵に襲い掛かるという能力からすると、散在して捉えどころのない数ある敵を打ち砕いていくには、最適の怪人だったように思えます。
バングコングという名からすると、ゴリラのような感じがしますけど、モチーフがクライシス帝国という異世界のナメクジでしたから、どんな能力を持っているのか図れないところがありました。
仮面ライダーBlackRXはバイオライダーに変身することも出来ましたから、ゲル状の仮面ライダーとゲル状の怪人の対決は、それまでの仮面ライダーでは考えられないことでした。
どちらが実体化してしまうのか、そこにポイントがありましたね。
バングゴング③



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3
ムサラビサラ②
「怪魔異生獣ムサラビサラ」

仮面ライダーBlackRXに登場した怪魔異生獣ムサラビサラは、ムササビを意識した怪人でしょう。
クライシス帝国自体が地球環境と酷似しながら異世界であるという事を意識したために怪魔異生獣はどれも地球上の生物に酷似していました。
これも怪魔異生獣こそが歌人たる所以かもしれません。
ムサラビサラは、普段はムササビと化して潜み、夜になると正体を現して牙で噛みついて毒を注入し、毒の感染者を増やして全地球人を「ムササビ症候群」にして滅亡させることを使命としていたようですが、かなり無謀な設定でした。

ムササビはそれほど夜行性でもなく、毒も持っていませんでしたから、ここはムササビ症候群に結び付けるための独特の設定でしょう。
ムササビとくれば、小野穂手の部分が強い翼を広げての架空能力で、飛行能力がなかった歴代の仮面ライダーは皆、空中戦に持ち込まれていた時は苦戦していましたから、仮面ライダーBlackRXを苦戦させてほしかった気もします。
どうしてもムササビとくればショッカー改造人間のムササビードルを思い出しますが、ムササビードルはすごい速度での架空能力でスリップストリームを生み出し、仮面ライダー2号がとんでもないライダージャンぷを見せなければ危うかったかもしれません。
ムサラビサラは怪魔異生獣の意識が強すぎて、ムササビ症候群を引き出すための毒素に主眼が置かれ、そこに仮面ライダーBlackRXはバイオライダーにもなれることを強調させることでムササビ症候群に対する血清を作り出すというとんでもない能力まで披露していました。
目からの光線や火を吐くことなどは、クライシス怪人ならではのことだったと思いますが、せっかくの珍しいムササビを意識したクライシス怪人でしたから、その優れた滑空能力を主っと強調してもよかったような気がしました。
ムササビ症候群に罹患した人々の様子を見ると、どこか仮面ライダーXでの神話改造人間以下イカルスの話を思いだしてしまいます。
ムササビを取りととらえるにはイメージ的にも無理があったと思いますから、ムラサビの変形としてももっと架空能力に焦点を充ててもよかったのではなかったのかなと思いますね。
ムサラビサラ①




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