HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:神話改造人間

3
サラマンドラ⑥
「サラマンドラ」

蛇人間とか石化能力とか、その能力を思うとサラマンダーという精霊がモチーフなったよりもメデューサの洋だったサラマンドラ。
仮面ライダーXに登場した神話改造人間の最後を飾るにしては、大いなる誤解があったように思います。
火を噴く竜の如き精霊にサラマンドラのモチーフとなったサラマンダーがあったように思っていました。
獰猛な動物の頂点に立つような立ち居振る舞いで、そこはGODの改造人間としてはよかったと思います。
どこかショッカーのジャガーマンのようでもありましたけど、身体を丸めてボール状になった突撃方法はやはりショッカーのあるマジロングのようでもありました。

そうした改造人間よりもどう猛さを売りにしたんでしょうけど、それでもメデューサの解釈を誤解して持ってきてしまった感が強い改造人間でした。

思うに仮面ライダーXの視聴率が思ったよりも低迷してしまったからこその方向転換をどこで測るかに底の浅さが出てしまい、せっかくギリシャ神話に登場する得も言われぬ神々や伝説、そして怪人という目のつけどころはよかったのにサラマンドラを見てると惜しい気が強くなりました。
デザイン的にも造形的にも荒くて、出来の良くない改造人間を出してしまったのは結構珍しいことだったと思いますね。
神話改造人間というよりも、まとまりのない化け物でした。
サラマンドラ④


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4
オカルトス
「オカルトス」

ギリシャ神話にモチーフを求めたGOD神話改造人間は、ギリシャ神話自体が夢物語のようなもので実体としてはつかみにくく、空想の世界でしたから、そういう意味でも幽霊を持ってきていたのはつかみにくい感じからしても十分アリだったような気もします。
ギリシャ神話の神々には幽霊はいませんでしたけれどね。

特撮は想像の世界でリアリティを出すことに難しさとそうであることによる面白みがありました。
だから世界観としてはアンバランス、そしてカナル形であれ超能力を披露して、どうリアリティを持たせるのかだと思いますけど、時にはリアリティがなくてもいいのかもしれません。
オカルトスは、棍棒のような杖で意外と怪力だったことを披露していましたけど、それよりも「オカルトス超能力」という念波が特徴であり、体内に潜めていた幻影投影装置による立体的な幻影投影と相まった利用できる念力に見どころがあったと思います。
メカ的な要素と強力な念波を打ち出すオカルトスの能力は、まるで幽霊が出てくる特殊な世界のようであり、でもそれは人為的な創作だったんですね。
仮面ライダーX放映当時は、著能力ブームがあった時期でもあり、その延長のような幽霊のような念力は意外と特撮の世界に取り込んでいたこと自体は面白かったと思います。
ただ、こういう描写を行うには撮影技術がおぼつかなくて、そういう意味での物足りなさや不満はありましたけど、試みとしては面白かったはずです。

仮面ライダーX の武器であったライドルは、難の合金・金属でできていたかはわかりませんが、オカルトスの打ち出す強力そうな念波を弾いてしまうライドルバリアを見てしまうと、メカ的要素の強い仮面ライダーであった仮面ライダーXがいかに優れていたのかがわかりそうです、
体内に幻影投影装置を潜めたオカルトスの立体的幻影世界を見てもオカルトスを創作したGOD科学陣の苦心が分りそうですが、それ以上に仮面ライダーXを創出した科学者はそれ以上に困難だった世界を具現化した科学者だったことがわかりそうです。
オカルトス④
ライドルバリア③



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5
アポロガイスト②
「アポロガイスト」

秘密結社GODの大幹部で、GOD秘密警察第一室・室長がアポロガイストでした。
大幹部はあくまで大幹部であり、従来の大幹部はその配下にあった化学陣が仮面ライダーを作り出してしまったというところからして格下に見ていたものの、ことごとく作戦遂行を邪魔され、大きな障壁となってしまったためにその目線を引き上げなければならず、そうした経緯の中で一目置かなければならないどころかこだわらなければいけない状況となっていきました。
ショッカーの大幹部・地獄大使のように仮面ライダー1号にこだわった大幹部もいて、それはショッカーの大幹部に多かったように思います。
面白かったのは仮面ライダーV3の時のヨロイ元帥で、こだわらなければいけなかった仮面ライダーは火炎ライダーV3であるはずなのに、勝手にデストロン大幹部候補と思っていた結城丈二にこだわり、挙句の果てにライダーマンを誕生させてしまったところですかね。
こうした大幹部の変遷は、後に続いていきますが、仮面ライダーXの時は鉄腕アトラスとの攻防の時に陰になっていた大幹部がアポロガイストでした。

アポロガイストは仮面ライダーXの好敵手ということでしたが、それは敵である仮面ライダーXの力と能力を身と前ていたことから始まっていました。
配下の怪人に常に目を見張り、失敗すればGOD改造人間を処刑できる立場であったことはGOD秘密警察第一室・室長という立場がなせる業でしたけど、それ以上にアポロガイストの個性が際立ったことによるところが大きい感じがします。
実際そうしたことで処刑されてしまった神話改造人間もいました。
けれど、戦場に身を置いて戦いを強いられる改造人間は、生死の境界線を歩むような緊張感に包まれていたはずですから、指示されていた作戦遂行の失敗は処刑されるに値されるはずで、アポロガイストが神話改造人間の動向に目を見張っているのは当然のことだし、その緊張感から来る冷徹・無慈悲のような感じでアポロガイストを煙たがる神話改造人間の方がおかしいわです。
緊張感の中で戦っていたのはアポロガイストであり、大幹部でありながら常に現場にいたような気がします。
アポロガストは変身前に黒のネクタイと白のスーツでビシッと決め、颯爽とした感じでいたのは「アポロ・チェンジ!」の一声で変身していたのは、まるで仮面ライダーのようでもありました。
アポロガイスト①
連装銃アポロショットと日輪型の盾ガイストカッターが、攻防上のアポロガイストの大きな武器でしたが、仮面ライダーXとの勝負を見るに、敵の力と能力、戦況を把握する能力に長けながら決してあきらめない戦いぶりは、X必殺キックを浴びて瀕死の状態になりながらも、アーム爆弾で仮面ライダーXを道連れにしようとしていたところにも表れていました。

これだけ見事な大幹部も珍しいことですが、アポロガイストの場合、大幹部というよりもGOD秘密警察第一室・室長というイメージが強かったですね。

仮面ライダーXの序盤はギリシャ神話にモチーフを求めた神話改造人間が肝でしたけど、どこか神話改造人間の登場話が短く、神話改造人間の代表格の洋であったアポロガイストは太陽神アポロをモチーフとしたものでしたけど、GOD総司令ではないですけど、死なせてしまうには惜しい大幹部で、もっと見てみたかった感がありました。
アポロガイスト③



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3
キャッティウス①
「キャッティウス

仮面ライダーXの序盤で活躍したGOD改造人間は、ギリシャ神話からモチーフを持ってきた神話改造人間でした。
仮面ライダーXの頃は、折からの変身ブームも沈静化してしまったことやロボットアニメブームに押されて仮面ライダーの人気ももう一つの頃でした。
決して仮面ライダーXがどうのということではなく、ブームはそれまでとは異なったことに世間の耳目が移ってしまうとそっちに目が行ってしまい、結構早くに去ってしまうものです。
そんな中で改造人間のモチーフをギリシャ神話に求めたのは面白かったと思います。
ただ、そのギリシャ神話からのモチーフを十分に表現できていたかと思うとそうでもなく、それまでの仮面ライダーで作られてきたストーリーの流れにとらわれ過ぎていたことが残念といえば残念でした。
ここまで16体ものギリシャ神話にモチーフを求めたGOD改造人間は、もっと探ればモチーフはあっただろうに、番組人気の低迷を打開するかのように新たな手を打つべく、徐々に神話改造人間は影を薄めていくことになりました。
化け猫作戦を実行しようとしたキャッティウスは、名前こそ神話改造人間のようでしたけど、まったく無関係でしたね。
猫に改造人間wのモチーフを求めてしまうと黒猫になりがちですが、これも人間の勝手な黒猫に対する思い込みでしかありません。
その勝手な思い込みを神話改造人間のようにしてしまったのがキャッティウスでしょう。

猫人間を作り出してしまうビールスって、どんなんだ?と思いましたけど、人間を猫化してしまうと脳も猫並みになってしまうというところは思い切り笑えましたね。

呪いの気を感じてしまうのは、その昔怨念の化け猫がいたとされる日本神話からのイメージであり、この辺りもギリシャ神話から抜けてきたなという感じがありました。
こうした猫型の改造人間キャッティウスが仮面ライダーXと激闘を繰り広げていたのにも、不思議な感じがりました。
キャッティウス③



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3
アルセイデス⑥
「アルセイデス」

ギリシャ神話に登場する森の精霊(ニンフ) をモチーフにした神話改造人間がアルセイデスでしたけど、このニンフは複数形であり単数形となるとアルセイド。
森の精霊だけあって、樹木に関した能力を持つこととなり、自らが吐き出す緑の毒ガスで人を木に変えてしまうものでした。
ただ、アルセイデスのこの能力はGODとしても実験段階だったらしく、姿かたちは木にできても心までは変えられず、結局GOD総司令によって中止命令が出されていました。
無謀な能力だったと思います、生きてるものを木に変えてしまうとは。
人の心をなめ過ぎだったと思いますね。
アルセイデスがモチーフにしたのはその名と森林のイメージだけで、ギリシャ神話のそれとはかなりかけ放たれてるものだったと思いますね。
アルセイデスの武器はそれだけではなく、蔓の鞭と腰に差していた剣があり、神話上の戦士みたいな感じがありました。

アルセイデスは人を木に変える能力で功績をあげ、アポロガイストを出し抜いて大幹部になろうとしたGOD改造人間でもありました。
作戦の遂行具合で仮面ライダーXに変身する前の神敬介をつり橋から逆さ刷りにしてしまうなど、知力的に優れ、野心家でもありましたが、元が神話上の戦士然としていなかったこともあって、大幹部になろうというにはおこがましい感じがありました。

GODの大幹部はこの当時再生を果たしたアポロガイストでしたが、アポロガイストに代わる大幹部としては燃えるような存在感で戦士然としていること、或いは展開を大きく変えた存在感の強い者であることが必要だったようにも思いました。

多分、アルセイデスは登場してくる順番を違えてしまった改造人間であり、大幹部ならずともその腹心みたいな感じで作戦を遂行しようとした改造人間であるべきでしたし、もっとしっかりして完成された超能力を持たせるべきだったと思いますね。
アルセイデス①
アルセイデス



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5
ケルベロス①
「ケルベロス」

ギリシャ神話に登場する地獄の番犬ケルベロス、ケルベロスは三つ首、蛇の尾、首元から無数の蛇を生やした猛犬でした。
それがモチーフとなったものの、三つ首でもなく、地獄の番犬らしいところからすると、負傷していた仮面ライダーXが傷の癒えぬままアポロン宮殿の内部においてGODという組織を探るうちに倒したはずのアポロガイストの組成を知ることとなり、アポロン宮殿から脱出しあぐねているうちに別の作戦が遂行されようとし、当初は仮面ライダーXと正面から戦わなかったことは。そのモチーフのイメージからすると意外なことだったと思います。

仮面ライダーは最高5万ボルトもの電圧に耐えられる身体を持っていたはずです。
仮面ライダー1号がショッカーによって改造手術を施され、脳改造を待つばかりとなったとき、その電圧に耐える描写がありました。
ただ、最高5万ボルトに耐えうる肉体ということで、まったく平気だったということではなく、それだけの電圧を浴びせられると何かしらの不具合が出てしまうのは、ゲルショッカーのクラゲウルフ戦でその描写がありました。
仮面ライダー1号から進化していた仮面ライダーXは深海開発用改造人間でしたが、とかく水圧という圧力に耐える肉体組織に進化が見られるものでしたけど、それでも5万ボルトもの電圧をかけてくるケルベロスは、ケルベロスを作り出したGODが思った以上に仮面ライダーXにとって強敵だったと思います。
どんな作戦を立てようが、GOD秘密警察第一室長で怪人達の監視と処罰が主な任務だったいわば大幹部であったアポロガイストまで倒してしまった仮面ライダーXが邪魔しに出てくるのはわかっていたことだろうと思います。
だから、負傷していた仮面ライダーXがアポロン宮殿に迷い込み、倒されていたアポロガイストまで蘇生させようとしてたならば、ケルベロスを作り上げたGODはケルベロスを仮面ライダーXに差し向けるべきだったと思いますね。
ケルベロス⑤
必殺のXキックが通用しないどころか、仮面ライダーXに指1本触れさせなかったケルベロスは、とんでもない強敵でした。
ケルベロスの牙は大岩でさえかみ砕いてしまうとされていましたから、接近戦に持ち込むととんでもない威力を発揮し、少し距離おいてもその身体に帯びていた電圧の影響はあった思います。
多分仮面ライダーXがライドルのロングポールを主武器として初めて使った敵ですね。
ライドルという武器は、仮面ライダーXが作り出した電流を敵に流し込むことができたとは裏腹に、敵の電流を遮断する能力もあったのですね。
このロングポールを使ってケルベロスを持ち上げるとは仮面ライダーXも相当な怪力でしたけど、その行為河川にケルベロスを落とし込み、ケルベロスの体内がショートして感電させることでしかケルベロスを倒すことはできなかったでしょう。

まったくこの改造人間を扱うのには惜しいケルベロスの登場した話でした。
ケルベロス



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