蜂女①
「蜂女」

ショッカーの改造人間も蜂女まで至るまでの6体は、皆改造素体が人間の男でした。
闇の秘密結社ショッカーは、大いなる野望とそのための歪みの極致にいる者が世間とはかけ離れたところで蠢く組織でした。
世間と言いうか世の中とはかけ離れた組織でしたから、単に悪人と言っても人としての悪人ではついていけるはずもなく、洗脳状態にする、或いは問答無用の罠に落とし込むという具合で組織に組み入れてしまおうとするものだったように思います。
生体改造後の狙いを見ると、それ相応の戦闘力が必要なことは明らかであり、その戦闘力は体力があればあるほどいいわけです。
だから、蜂女までの6体のショッカー改造人間は、男だったと言うことです。
しかし、世間は広いのです。
悪に染まる、或いは染まりそうな人には女もいるのです。
だって、世の中には様々な想いを抱いた男とと女しかいないのですから。

ショッカーには世間を操作する武器や要素が必要でした。
特に秘密裏に行動していくには闇に紛れやすい音波やガスといった類を武器化できれば、より効果が発揮できるというものです。
そのガス、それを毒ガスとしてその製造工場を作り、労働力を集めようとした任務を負ったのが蜂女でした。
見た目、見えにくい蜂女の背中についていた2枚の翅は、交差させると超音波を発し、強烈な誘導電波として人をその意思とは関係なく集めることに大いに役立ちました。
蜂女の最大の任務はこの労働力を集めることに集約されていたわけで、そこには罠はあっても強制力はありませんでした。
それまで、さそり男の時のようにその存在を恐怖に置き換えて、敢えて逃げ惑う捕虜を捕まえ、殺めるように戦闘力の裏打ちとなった体力は必要ありませんでした。
大きな翅を交差させて超音波を発する能力自体、物凄く繊細で神経質な行為であり、そこには男よりも女としての能力の方が効果を出せた者と思います。
武力に訴えるのではなく、その反対に繊細さに目を付けたショッカーが、武力を使うことなく労働力を集め、世の中を虐げるための毒ガスという武器の使用に目を付けたがために、ここにきて人間の女の存在を利用しようとして生み出された改造人間が蜂女だったということになるでしょう。
蜂女
万が一の場合を想定して、蜂の唯一の武器であった針をフェンシングの行動に置き換えて、その先には毒液、睡眠ガス噴射の効果を与えた上で、蜂女はフェンシングの名手である女性を選んでいたみたいです。

ショッカーの戦闘員を思うと、当初はペインティングがほとんどでした。
そこにペレー帽を被った戦闘員が出てきましたが、基本はペインティングでそれが返って戦闘員個々の表情が味わい深く、そして人間の表情に浮き出るわずかな闇を感じて、それはその当時の番組の路線に沿うものだったと思います。
そのペインティングの味わいを感じる存在が、遂に改造人間たる蜂女として出てきたと感じました。

顔に施されたペインティングと被り物だけの演出は、それまでにないケバケバしさもありましたけど、このデザインが女型のショッカー改造人間為と思えば、納得です。
たしかに仮面ライダーとの戦いを見ると、戦闘力に劣っていたのは明らかでしたが、闇の秘密結社が蠢く方法はこんな感じもあり得るという意味では、後につながったのではないかと思いますね。
蜂女⑧

仮面ライダー怪人シリーズ EX 蜂女

新品価格
¥4,410から
(2018/1/23 22:21時点)



メディコム・トイ 東映レトロソフビコレクション 蜂女

新品価格
¥69,400から
(2018/1/23 22:22時点)



RAH リアルアクションヒーローズ 仮面ライダー 旧1号 Ver.2 1971Ver. 1/6スケール ABS&ATBC-PVC製 塗装済み可動フィギュア

新品価格
¥12,238から
(2018/1/23 22:23時点)