アトラス
「鉄腕アトラス」

地の果てで天空を支える苦痛を与えられていたのは、絶対神ゼウスに負けたティターン神族の一人アトラースでした。
ギリシャ神話上のそのアトラースの様子は、画像上の印象として残っていましたけど、それが仮面ライダーシリーズの改造人間のモチーフとして出てくるとは思いませんでしたね。
それだけギリシャ神話やローマ神話に出てくる神々はその名の通り神々しく、でもあくまで神話という物語の演出のようなものでありながら、架空の設定という意味では本当に斬新的であり、これ以上ない設定上のモチーフだったんですよね。
改造人間のモチーフを身近に考えてしまうと、動植物とか異質なものにモチーフが行ってしまいますが、そのモチーフの設定を数段上げたところに神話があったわけです。
仮面ライダーの物語に、そうした一段も二段も次元を上げたところにモチーフがあったのって、仮面ライダーXの前半でのギリシャ神話からきた神話怪人の時しかなく、非常にオモシロかつ貴重なことだったと思いますね。
そうした中でもいくつか非常に印象的だった話と怪人はいましたけど、この鉄腕アトラス登場の話は大きな一つの区切りでした。
謎中の謎、水城涼子・霧子姉妹がこの話を持って退場となったんですね。
そして水城涼子・霧子姉妹が実はインターポールの秘密調査員で「GOD」の情報を得ようとしていた潜入捜査官であり、GODに身を落として肉体を改造されていたんですね。
謎中の謎が分かった気にもなりましたが、でもその謎自体が仮面ライダーXという番組の魅力でもありましたので、もっと手の施しようがあったんじゃないかとも思いました。
その水城涼子・霧子姉妹を葬ってしまった鉄腕アトラスは、先に書いた苦痛に満ちた神であったティターン神族の一人でありながらその模様からはとんでもない怪力の持ち主であったという設定が施されていました。
イメージとしては天空を持ち上げるようなものがありましたから、怪力という設定もアリだと思いますが、それは想像を超えたところまで怪力の範囲が広がっていたと思います。
アトラス⑥
鎖が付いた鉄球をブンブン振り回して攻め込む様は、アトラス小地球、巨大な鉄球を意のままに投げつけて相手を圧倒するアトラス中地球、まるで地面を持ち上げるように大地を揺るがすアトラス大地球(大地震)と、外見上の鉄人のような姿よろしく今でいう超怪力を利したその怪力さは、仮面ライダーXも気を失って敗退することもあった強力さがありました。
これはまるでイメージ通りの姿、光景で怪力と言えばヘラクレスもいましたけど、怪力さ加減はいい勝負だとは思いますけど、頑強さは鉄腕アトラスの方が上だったかもしれません。

鼻息で吹き矢を噴出する能力があり、水城涼子・霧子姉妹を葬ってしまったのもこの吹き矢であり物語の大きなカギとなっていましたけど、やっぱり鉄腕アトラスとくれば空前絶後の怪力に印象があったと思いますね、
モチーフとなったギリシャ神話上の神が、天空を支える姿は実は地球そのものを持ち上げている印象もあって、実に見事に怪力さが演出されていたと思いますね、
GOD神話怪人のイメージは、ネプチューンの時のものが強いのですけど、それ以来ですね、ピタッと来たのは。
弱点がなさそうで実は左肩が通常の人間と変わらないものだったということは、神話怪人もその素体は通常に人間だった証拠だったのかもしれません。
アトラス③
アトラス②

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