HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:GOD

5
クモナポレオン
「クモナポレオン」

ナポレオンの構図の上に蜘蛛をうまくデザインした姿が、クモナポレオンに見られました。
ナポレオンの姿は、歴史書籍の中で見られますがクモナポレオンの特徴はそのデザインとは裏腹に蜘蛛の能力をうまく誇張したところにありました。
クモナポレオンが仮面ライダーXと対峙する前に再生ネプチューン等と対決させ、仮面ライダーXの戦闘能力を研究したとされますが、それはどこをどうやって研究したのかは分かりません。
しかし、GOD改造人間と比して仮面ライダーXの秘めたる部分も含めてその活動エネルギーが大幅に上回っていたことは明らかでした。
仮面ライダーXは風力エネルギーと太陽エネルギー融合させた初のハイブリットエネルギーを活動エネルギーとした仮面ライダーでした。
しかし、戦う姿は従来の仮面ライダーと変わらず、ハイブリットエネルギーを生かし切ってないところが見られました。
ひょっとしたらGODはそこに気づき、再生ネプチューン等と戦わせることでそれを確認していたのかもしれません。
そうであるならば、仮面ライダーXのエネルギーをすべて抜き取ってしまえばいいと考えたのかもしれません。
クモナポレオンが打ち出す蜘蛛糸には、そうしたGODが目指した研究の結果が込められていたのかもしれません。

従来も、このクモナポレオン以降の仮面ライダーシリーズに出てくる蜘蛛の改造人間が駆使した蜘蛛糸は、錦糸状の見た目とは違ったかなり丈夫な蜘蛛糸で粘着性に優れた者がほとんどでしたけど、この蜘蛛糸が仮面ライダーのエネルギーを吸い取ってしまうような展開は、このクモナポレオンの時にしか見られません。
しかもクモナポレオンは、蜘蛛の巣ジャングルという蜘蛛糸を蜘蛛の巣状に張り巡らせた上での効果発揮という武器を展開し、これに絡めとられた仮面ライダーX、仮面ライダーV3共々、エネルギーを吸い取られたのでは身動きが取れないのは当然でした。
GODの目指した作戦は、当たっていたのです。
しかし、仮面ライダーXの秘められた能力は本人ではなく、何故か仮面ライダーV3が気づいており、だからこそのマーキュリー回路の開発と埋め込み手術だったのでしょう。
クモナポレオンが駆使しようとした毒蜘蛛や吸血蜘蛛は、そのための枝葉的な武器に過ぎず、ナポレオンを模した改造人間らしくサーベルも使いましたけど、それも蜘蛛糸を相手に浴びせかけるためのものでした。

確かにクモナポレオンは一旦は仮面ライダーXを退け、仮面ライダーVまでをもその手にかけようとしました。
しかし、仮面ライダーXの秘めたる能力はクモナポレオンどころかGODが考えていたより以上のものであったことは、再戦時の仮面ライダーXの戦いぶりを見れば、分かることでした。
クモナポレオン②
クモナポレオン⑤





    このエントリーをはてなブックマークに追加

4
ヒトデヒットラー⑤
「ヒトデヒットラー」

巨大ヒトデになってしまう。
電気ヒトデを操る。
小型ヒトデで攻撃する。
水中に相手を引きづり込んで「渦巻き地獄」という荒業を繰り広げる。
手にしているステッキらしきもので小型ロケット弾を発射する、などなど、多種多様な攻撃能力を有していたヒトデヒットラー。
第2次世界大戦を招いてしまった世界の極悪人アドルフ・ヒトラーは、その遺体は火葬されとある川に散骨されたとされています。
仮面ライダーを世に出してしまった秘密結社ショッカーは、ナチスドイツの流れをくむものでその残党が何者かと手を組んで組織されたものというのが定説です。
結局ショッカーの大首領は宇宙生物だったらしいですが、はっきりとはわからないものですけど、地球人類を制圧するため飛来したもので、地球制圧には人類の表も裏も知る者を配下に置いた方がより効果的にできると踏んでいたことは明らかです。
そこに生体改造を施した改造人間を蔓延らせて人類を虐げる方法を選んだということでしょうけど、生体改造を施す素体となった人間の能力と方向性が伴った者が秘密結社の配下に置かれたという意味では、その人間は悪人である必要があったことはショッカー時代から受け継がれていたことでした。
でも、ヒトラーをモチーフにしたとは遂にここまで来たのかという想いと、ヒトラーの遺体は火葬され散骨されたのに、どうしてここにそれをモチーフとした改造人間が出てきたのか、結構不思議でした。
GOD悪人軍団の素体であった悪人を改造人間のモチーフにするには、いずれもかなり無理があったはずですが、GODはナチスドイツの流れを汲んだショッカーの行きついたところですから、散骨されたはずのヒトラーの遺体の何かをGODが保管して利用したとしても、何処かわかるような気もします。
ヒトラーを散骨したのは当時のソビエト連邦の勢力であり、それは旧ロシアの流れを汲み、ショッカーの中でも生体改造手術の権威のような立場にいたのは大幹部・死神博士で、詞に害博士の生体研究のほとんどは旧ロシアで行われたものですから、研究対象の一つにヒトラーがあっても可笑しくないはずです。
でも、ヒトデヒットラーが登場したのは昭和の仮面ライダーである仮面ライダーXでよかったですね。
時代が時代なら触れてはいけないところでしたし、今なら大騒ぎになる要素が満載の改造素体でしたからね。
ヒトデヒットラー④
素体が素体であり、イメージが言ってみれば大きかったことからか、改造人間の能力として多種多様にしようとしてヒトデヒットラーの能力を表現したかったのかもしれません。
ただ能力の割には大量虐殺といったような広範囲における作戦には長けておらず、仮面ライダーXを思えば1対1の勝負の上でその能力が発揮されるようなイメージがありました。
ロケットヒトデよりも巨大ヒトデに変態し、その圧力で仮面ライダーを圧し、渦巻く地獄に引きずり込むことで水中戦を制しようとしたとするような見方は、ヒトデヒットラー寄りに見すぎでしょうか。
ヒトデヒットラー戦直後は、再生GOD改造人間戦を経て仮面ライダーXはマーキュリー回路を装填してパワーアップしていきますから、パワーアップ前の最後の敵がヒトデヒットラーだったということになりますね。
GODは、再生GOD改造人間を使え前から地上でも水中でも対仮面ライダーXを大きく意識して対抗策を誇示用とした改造人間が実はヒトデヒットラーだったような気がします。
それは歴代組織がなしえなかったそれまでの流れを汲んだ対仮面ライダーにつながっていたと思えるからです。
ヒトデヒットラー





    このエントリーをはてなブックマークに追加

4
カブト虫ルパン③
「カブト虫ルパン」

カブト虫は昆虫の王様ですね。
その象徴である大きな角で相手を持ち上げ、放り投げたりする模様から昆虫の中でも怪力の持ち主のような印象を受けます。
ショッカーのカブトロング、ゲルショッカーのイノカブトロンなどはその怪力具合から大いに仮面ライダーを苦戦させていました。
先日書いたデストロンのプロペラカブトも、考えてみると身体に見合った大きさとは言え、プロペラを武器としていましたからそれ相応の体力が必要だったかもしれませんね。
ケンカに強く怪力であることに特徴のあるカブト虫を盗賊の象徴に仕立て上げるということは、重層感とか怪力ということを取っ払わなくちゃいけなかったのかもしれません。
仮面ライダーXに登場したカブト虫ルパンは、GOD悪人軍団の中でも戦うというより、RS装置の争奪戦が繰り広げられる中、盗賊としての役目が強い改造人間でした。
頭部のシルクハットに剣術の使い手、なるほどヨーロッパのプライドは高い盗賊の象徴であるアルセーヌ・ルパンの血を流れをひいているような盗賊としてのセンスを感じる改造人間で、左目に装着しているモノクルは細かいところまでなんでも見通せそうでしたし、自らの分身のようなメカカブト虫からは煙幕を発して目くらまし戦術を使っているところなどは、まさしくイメージとしてある西洋の盗賊のような印象がありました。
カブト虫ルパンは、カブト虫としての外見上のイメージを盗賊に見立てて作られたように思いますが、頭のシルクハットがギロチンハットとして武器として使われることまでは思いもしませんでした。
そのシルクハットは、カブト虫の一本角に被せられていたんですね。
ここに盗賊をカブト虫を使って改造人間に仕立て上げる意味がったように思います。

カブト虫を使った改造人間、そんなに多くありません。
カブト虫のイメージとしてあった怪力のイメージは、これまでの改造人間もそうですが仮面ライダーストロンガーという仮面ライダーのモチーフとして使われてもいましたね。
平成初の仮面ライダーである仮面ライダークウガに登場したゴ・ガトル・バもカブト虫がモチーフでしたけど、怪力どころか強力としてのイメージが最も強い怪人でした。
怪力というイメージを取っ払ってどこか紳士的に設定したカブト虫ルパンは、カブト虫をモチーフとした改造人間の中でもかなり異色な存在でした。
カブト虫ルパン⑥





    このエントリーをはてなブックマークに追加

4
サソリジェロニモ③
「サソリジェロニモ」

見栄えのいい改造人間だったと思います。
アメリカ原住民だったインディアンの酋長のようないでたちを誇張していましたけど、それに見合う能力がほしかった気もします。
とんでもないトマホークを振り回し、起用かつ怪力の持ち主でRS装置の設計図を奪おうとしていました。
RS装置の設計図が南原博士によってバラバラになり、それを巡っての争奪戦はサソリジェロニモの前のガマゴエモンから始まりましたけど、このサソジェロニモも存在感がありました。
小型サソリを使っての情報収集など、細かいところにも目が届いていたような印象がありましたけど、サソリジェロニモ自身はサソリ型の改造人間でしたから、毒液を使った能力がほしかったとも思えました。

ジェロニモ自体は復讐鬼とか白人に迫害されたインディアンの象徴のように見られたことが多いですが、それだからと言って悪人と捉えるのははっきりした間違いです。
白人に抵抗した原住民の一人で、ジェロニモ自体はリーダーでもなんでもなく、とにかく抵抗しづけた存在であり、それを悪人として扱ったのは、質の悪かった白人の弊害です。
その間違った印象をサソリジェロニモにかぶせようとしていましたけど、特に復讐鬼というわけではなく、ひたすら悪人面させてGOD悪人軍団の一人として扱ったという事なんでしょうね。
サソリというもう一つのモチーフも、人間にとっては恐怖の対象ですから、そのイメージを重ねることで悪人としてのイメージを深くさせようとしていたのでしょう。
サソリジェロニモは、後に息子のサソリジェロニモJrが仮面ライダーXの最終話に登場してきますが、デザイン的にも造形的にも出来がよかったんだと思います。
仮面ライダーの敵は悪人でなければなりませんが、これだけの秀作をもっと生かせなかったのかと思うと、もっとインパクトがある演出をしてもよかったと思うんですよね。
サソリジェロニモ②





    このエントリーをはてなブックマークに追加

4
ガマゴエモン①
「ガマゴエモン」

天下の大泥棒と言われた石川五右衛門は、実在の盗賊だったみたいですね。
盗賊ですから、単なる泥棒ではなく、モノを奪い取るために忍者のような忍びの心得もあったようです。
石川五右衛門といえば、世は戦乱の安土桃山時代の盗賊で、今と違ってどこか良さげな感じもしますが、石川五右衛門は人を殺めたりすることもあって、本物の盗賊です。
そこをついて、仮面ライダーに登場させたのがガマゴエモンだったというところで、GOD悪人軍団の先発隊の一人でした。
ガマゴエモン登場の話は、RS装置というあらゆる物質をエネルギーに変える設計図の奪取を巡っての攻防戦でしたから、仮面ライダーXの後半の出発点としては重要な話でした。

伊賀忍者のように火遁の術を使って見せたり、ガマ油を指先から出したかと思えば、逆立ったヤンキーの頭髪のようなところからも噴射して全身油まみれとなって、敵の打撃を無効化してしまうところは7忍者とガマガエルのようなかんじでしたけど、引火してしまったらどうなるんだろうという火を吐く能力まであったというところは、正に諸刃の刃でしたね。
このアンバランス感は、ガマゴエモンの容姿にも出ていたどころか、左手はアタッチメント方式になっていて装着すると手が大きめになって指と指の間に鰭がついて水中でも推進力がつき、右手には何重にも大きな刃が交互についた多重式斧のような武器が、実にアンバランスにアンバランスが重なっていて面白かった改造人間でした。
石川五右衛門は最期に釜茹での刑に処されたということですが、ガマゴエモンはその石川五右衛門の何かを改造素体にしたのではなく、GODの都合のいいように解釈をして生体改造の一つのエッセンスにしたということでしょう。
石川五右衛門の遺伝子も細胞も、存在していたのが昔過ぎて何も残っていなかったでしょうから。


ガマゴエモンが自ら吐いた火を、ライドル火炎返しで跳ね返されたシーンは大いに見所となったところですが、これでガマ油の効果が薄れ、なんとかXキックで仕留めることができた難敵でした。
ガマゴエモン⑤
ガマゴエモン



仮面ライダーX Blu-ray BOX 1

新品価格
¥18,634から
(2020/2/14 23:37時点)





    このエントリーをはてなブックマークに追加

3
サラマンドラ⑥
「サラマンドラ」

蛇人間とか石化能力とか、その能力を思うとサラマンダーという精霊がモチーフなったよりもメデューサの洋だったサラマンドラ。
仮面ライダーXに登場した神話改造人間の最後を飾るにしては、大いなる誤解があったように思います。
火を噴く竜の如き精霊にサラマンドラのモチーフとなったサラマンダーがあったように思っていました。
獰猛な動物の頂点に立つような立ち居振る舞いで、そこはGODの改造人間としてはよかったと思います。
どこかショッカーのジャガーマンのようでもありましたけど、身体を丸めてボール状になった突撃方法はやはりショッカーのあるマジロングのようでもありました。

そうした改造人間よりもどう猛さを売りにしたんでしょうけど、それでもメデューサの解釈を誤解して持ってきてしまった感が強い改造人間でした。

思うに仮面ライダーXの視聴率が思ったよりも低迷してしまったからこその方向転換をどこで測るかに底の浅さが出てしまい、せっかくギリシャ神話に登場する得も言われぬ神々や伝説、そして怪人という目のつけどころはよかったのにサラマンドラを見てると惜しい気が強くなりました。
デザイン的にも造形的にも荒くて、出来の良くない改造人間を出してしまったのは結構珍しいことだったと思いますね。
神話改造人間というよりも、まとまりのない化け物でした。
サラマンドラ④


    このエントリーをはてなブックマークに追加

4
オカルトス
「オカルトス」

ギリシャ神話にモチーフを求めたGOD神話改造人間は、ギリシャ神話自体が夢物語のようなもので実体としてはつかみにくく、空想の世界でしたから、そういう意味でも幽霊を持ってきていたのはつかみにくい感じからしても十分アリだったような気もします。
ギリシャ神話の神々には幽霊はいませんでしたけれどね。

特撮は想像の世界でリアリティを出すことに難しさとそうであることによる面白みがありました。
だから世界観としてはアンバランス、そしてカナル形であれ超能力を披露して、どうリアリティを持たせるのかだと思いますけど、時にはリアリティがなくてもいいのかもしれません。
オカルトスは、棍棒のような杖で意外と怪力だったことを披露していましたけど、それよりも「オカルトス超能力」という念波が特徴であり、体内に潜めていた幻影投影装置による立体的な幻影投影と相まった利用できる念力に見どころがあったと思います。
メカ的な要素と強力な念波を打ち出すオカルトスの能力は、まるで幽霊が出てくる特殊な世界のようであり、でもそれは人為的な創作だったんですね。
仮面ライダーX放映当時は、著能力ブームがあった時期でもあり、その延長のような幽霊のような念力は意外と特撮の世界に取り込んでいたこと自体は面白かったと思います。
ただ、こういう描写を行うには撮影技術がおぼつかなくて、そういう意味での物足りなさや不満はありましたけど、試みとしては面白かったはずです。

仮面ライダーX の武器であったライドルは、難の合金・金属でできていたかはわかりませんが、オカルトスの打ち出す強力そうな念波を弾いてしまうライドルバリアを見てしまうと、メカ的要素の強い仮面ライダーであった仮面ライダーXがいかに優れていたのかがわかりそうです、
体内に幻影投影装置を潜めたオカルトスの立体的幻影世界を見てもオカルトスを創作したGOD科学陣の苦心が分りそうですが、それ以上に仮面ライダーXを創出した科学者はそれ以上に困難だった世界を具現化した科学者だったことがわかりそうです。
オカルトス④
ライドルバリア③



S.H.フィギュアーツ 仮面ライダーX

新品価格
¥5,080から
(2019/10/3 22:04時点)



    このエントリーをはてなブックマークに追加

3
キャッティウス①
「キャッティウス

仮面ライダーXの序盤で活躍したGOD改造人間は、ギリシャ神話からモチーフを持ってきた神話改造人間でした。
仮面ライダーXの頃は、折からの変身ブームも沈静化してしまったことやロボットアニメブームに押されて仮面ライダーの人気ももう一つの頃でした。
決して仮面ライダーXがどうのということではなく、ブームはそれまでとは異なったことに世間の耳目が移ってしまうとそっちに目が行ってしまい、結構早くに去ってしまうものです。
そんな中で改造人間のモチーフをギリシャ神話に求めたのは面白かったと思います。
ただ、そのギリシャ神話からのモチーフを十分に表現できていたかと思うとそうでもなく、それまでの仮面ライダーで作られてきたストーリーの流れにとらわれ過ぎていたことが残念といえば残念でした。
ここまで16体ものギリシャ神話にモチーフを求めたGOD改造人間は、もっと探ればモチーフはあっただろうに、番組人気の低迷を打開するかのように新たな手を打つべく、徐々に神話改造人間は影を薄めていくことになりました。
化け猫作戦を実行しようとしたキャッティウスは、名前こそ神話改造人間のようでしたけど、まったく無関係でしたね。
猫に改造人間wのモチーフを求めてしまうと黒猫になりがちですが、これも人間の勝手な黒猫に対する思い込みでしかありません。
その勝手な思い込みを神話改造人間のようにしてしまったのがキャッティウスでしょう。

猫人間を作り出してしまうビールスって、どんなんだ?と思いましたけど、人間を猫化してしまうと脳も猫並みになってしまうというところは思い切り笑えましたね。

呪いの気を感じてしまうのは、その昔怨念の化け猫がいたとされる日本神話からのイメージであり、この辺りもギリシャ神話から抜けてきたなという感じがありました。
こうした猫型の改造人間キャッティウスが仮面ライダーXと激闘を繰り広げていたのにも、不思議な感じがりました。
キャッティウス③



マスカーワールド限定 S.I.C. 仮面ライダーX  原作ver.

新品価格
¥12,989から
(2019/8/22 21:52時点)


    このエントリーをはてなブックマークに追加

3
アルセイデス⑥
「アルセイデス」

ギリシャ神話に登場する森の精霊(ニンフ) をモチーフにした神話改造人間がアルセイデスでしたけど、このニンフは複数形であり単数形となるとアルセイド。
森の精霊だけあって、樹木に関した能力を持つこととなり、自らが吐き出す緑の毒ガスで人を木に変えてしまうものでした。
ただ、アルセイデスのこの能力はGODとしても実験段階だったらしく、姿かたちは木にできても心までは変えられず、結局GOD総司令によって中止命令が出されていました。
無謀な能力だったと思います、生きてるものを木に変えてしまうとは。
人の心をなめ過ぎだったと思いますね。
アルセイデスがモチーフにしたのはその名と森林のイメージだけで、ギリシャ神話のそれとはかなりかけ放たれてるものだったと思いますね。
アルセイデスの武器はそれだけではなく、蔓の鞭と腰に差していた剣があり、神話上の戦士みたいな感じがありました。

アルセイデスは人を木に変える能力で功績をあげ、アポロガイストを出し抜いて大幹部になろうとしたGOD改造人間でもありました。
作戦の遂行具合で仮面ライダーXに変身する前の神敬介をつり橋から逆さ刷りにしてしまうなど、知力的に優れ、野心家でもありましたが、元が神話上の戦士然としていなかったこともあって、大幹部になろうというにはおこがましい感じがありました。

GODの大幹部はこの当時再生を果たしたアポロガイストでしたが、アポロガイストに代わる大幹部としては燃えるような存在感で戦士然としていること、或いは展開を大きく変えた存在感の強い者であることが必要だったようにも思いました。

多分、アルセイデスは登場してくる順番を違えてしまった改造人間であり、大幹部ならずともその腹心みたいな感じで作戦を遂行しようとした改造人間であるべきでしたし、もっとしっかりして完成された超能力を持たせるべきだったと思いますね。
アルセイデス①
アルセイデス



S.H.Figuarts 仮面ライダーX & クルーザーセット

新品価格
¥12,000から
(2019/7/16 22:07時点)


    このエントリーをはてなブックマークに追加

5
ケルベロス①
「ケルベロス」

ギリシャ神話に登場する地獄の番犬ケルベロス、ケルベロスは三つ首、蛇の尾、首元から無数の蛇を生やした猛犬でした。
それがモチーフとなったものの、三つ首でもなく、地獄の番犬らしいところからすると、負傷していた仮面ライダーXが傷の癒えぬままアポロン宮殿の内部においてGODという組織を探るうちに倒したはずのアポロガイストの組成を知ることとなり、アポロン宮殿から脱出しあぐねているうちに別の作戦が遂行されようとし、当初は仮面ライダーXと正面から戦わなかったことは。そのモチーフのイメージからすると意外なことだったと思います。

仮面ライダーは最高5万ボルトもの電圧に耐えられる身体を持っていたはずです。
仮面ライダー1号がショッカーによって改造手術を施され、脳改造を待つばかりとなったとき、その電圧に耐える描写がありました。
ただ、最高5万ボルトに耐えうる肉体ということで、まったく平気だったということではなく、それだけの電圧を浴びせられると何かしらの不具合が出てしまうのは、ゲルショッカーのクラゲウルフ戦でその描写がありました。
仮面ライダー1号から進化していた仮面ライダーXは深海開発用改造人間でしたが、とかく水圧という圧力に耐える肉体組織に進化が見られるものでしたけど、それでも5万ボルトもの電圧をかけてくるケルベロスは、ケルベロスを作り出したGODが思った以上に仮面ライダーXにとって強敵だったと思います。
どんな作戦を立てようが、GOD秘密警察第一室長で怪人達の監視と処罰が主な任務だったいわば大幹部であったアポロガイストまで倒してしまった仮面ライダーXが邪魔しに出てくるのはわかっていたことだろうと思います。
だから、負傷していた仮面ライダーXがアポロン宮殿に迷い込み、倒されていたアポロガイストまで蘇生させようとしてたならば、ケルベロスを作り上げたGODはケルベロスを仮面ライダーXに差し向けるべきだったと思いますね。
ケルベロス⑤
必殺のXキックが通用しないどころか、仮面ライダーXに指1本触れさせなかったケルベロスは、とんでもない強敵でした。
ケルベロスの牙は大岩でさえかみ砕いてしまうとされていましたから、接近戦に持ち込むととんでもない威力を発揮し、少し距離おいてもその身体に帯びていた電圧の影響はあった思います。
多分仮面ライダーXがライドルのロングポールを主武器として初めて使った敵ですね。
ライドルという武器は、仮面ライダーXが作り出した電流を敵に流し込むことができたとは裏腹に、敵の電流を遮断する能力もあったのですね。
このロングポールを使ってケルベロスを持ち上げるとは仮面ライダーXも相当な怪力でしたけど、その行為河川にケルベロスを落とし込み、ケルベロスの体内がショートして感電させることでしかケルベロスを倒すことはできなかったでしょう。

まったくこの改造人間を扱うのには惜しいケルベロスの登場した話でした。
ケルベロス



マスカーワールド限定 S.I.C. 仮面ライダーX  原作ver.

新品価格
¥12,989から
(2019/6/1 22:21時点)


    このエントリーをはてなブックマークに追加

このページのトップヘ