HEROブログ~憧れた風と光の戦士たち

憧れた昭和の仮面ライダーとウルトラシリーズを中心に大真面目に・・・

タグ:GOD

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死神クロノス③
「死神クロノス」

GOD秘密警察第一室長アポロガイストは、仮面ライダーXによって倒されてしまいました。
おそらくGODにとってはまさかのことだっただろうし、秘密警察とはいってもGODの組織自体、当時はアポロガイストありきで存在していたのでしょう。
アポロガイストの本拠だと思われるアポロン宮殿は、GOD総司令ではなくアポロガイストの意思で構築され、運営されていたものと考えられます。
GOD自体が結局謎の組織として終わってしまいましたが、当時のGOD総司令自体が奇妙な人形等で指令を伝えるだけでしたから、これ自体がアポロガイストだったのかもしれません。
だからアポロガイスト事態にまさかの事態が起こった時の備えがあったとしても不思議ではありません。
アポロン宮殿にアポロガイストの信頼を受けた番人が必要だったはずです。
それが死神クロノスということになり、GOD秘密警察の中でも相当な地位にいたと思われます。

ギリシャ神話における絶対神といえばゼウスですけど、神話上そのゼウスの父親がクロノスでしたから、農耕の神だったとはいえ、その存在は尊重されなければなりません。
ギリシャ神話をモチーフにした神話怪人が当初のGODの特徴でしたけど、だからこそクロノスの存在を尊重してアポロン宮殿の番人であり、強力な改造人間として登場させたのでしょう。
死神クロノス②
死神クロノスは、業火を帯びた大鎌が印象的ですけど、これだけの大きさで近寄り難そうな武器を使いまわすのには、より高い胴体力と戦闘力が求められます。
いくら仮面ライダーXであろうと、死神クロノスと戦いを進めていくにはこの大鎌を何とかしないと自分に有利に戦いを進められなかったはずです。
その姿は、クロノス地獄鎌と呼ばれるようにアポロン宮殿の番人というより地獄の番人のようでもありました。

アポロガイストのまさかの敗戦は、倒されてしまったアポロガイストを再生させようとGODが動き始めますが、それにはどうしても時間が必要でした。
だからアポロガイストの信頼の強かった死神クロノスがアポロン宮殿に仮面ライダーXを引き入れて自分に有利な状況を作り上げて挑んできたということなんでしょうね。

結局、死神クロノスは仮面ライダーXのXキックが撃ち込まれる瞬間に。クロノス地獄鎌を振り下ろすことで相打ちに持ち込んでいました。
それだけ実は強力な神話改造人間だったということなんでしょう。
死神クロノス






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4
ユリシーズ
「ユリシーズ」

ギリシャ神話に出てくるのは神々だけではありませんでしたね。
神の招いた戦争で英雄になった戦士もいました。
ギリシャ神話は神と人間が入り乱れた想像話といったところでしたけど、その英雄オデュッセウスの英語読みがユリシーズであり、仮面ライダーXに登場したのはそのギリシャ神話上の英雄ユリシーズがモチーフになっていたのは疑いようもありません。
神に人間が対抗しようとするには知恵が必要であり、オデュッセウス=ユリシーズは知略に特徴があったという記憶があります。
しかし、戦争を戦い抜いた英雄は戦士でもあり、弓矢を使ったり権を使っていたりと戦士としてのスタイルもハマっていました。
ユリシーズの井出達も武装していたかのような鎧みたいなもあって、より戦士らしかったと思います。
蛇を纏わりつけていたは、ユリシーズが毒ガス散布作戦のリーダー的存在であり、毒ガスを公衆電話にガス管をつないで散布することで東京を占領してGODが企てた作戦の遂行上、ユリシーズにも毒ガスを吐き出す能力を持たすためだったと思えます。
英雄には蛇は似合わないと思いますが、そこはGODの改造人間とし登場させた所以かもしれません。
そこにバラの蔦状の冠を被せて、いかにも古代ローマ時代以前の西洋戦士のような感じを醸し出していました。
難点は、その表情であり、如何にも人間のようなマスクは仮面ライダーXの美術を担当していた方の顔型だったみたいですけど、ここにもう一工夫ほしかったような気がします。
ユリシーズ③
古代ローマやギリシャ時代の戦士であり英雄であったオデュッセウスを、なんとか仮面ライダーシリーズの改造人間として登場させるにはこういう演出も十分アリだった思いますけど、公衆電話と毒ガスをパイプで結び付け、そこに当時大いに話題になったノストラダムスの大予言を結び付けてみたら、ユリシーズ登場のようなストリーになってしまったというところでしょうけど、それは十分に時代を感じさせるものでした。
古いといえばそうなりますが、それは今にして思い返すということで、当時は時代の流行に乗って、、、というところなんでしょう。
今にして思うのは多分時代の流行に抗うようで時代に乗ろうとした仮面ライダーは、仮面ライダーXという番組ではなかったかなと思うことは結構多いですね。
ユリシーズ冠縛りとかユリシーズ殺人スモークというユリシーズの特徴的必殺技は、剣技とか弓矢を使っていたことと合わせて古代戦士のようでしたけど、合わせて体技にも優れていたところを見せてほしかったとも思いますね。
ユリシーズ⑥



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4
キマイラ②
「キマイラ」

仮面ライダーXにキマイラが登場した頃、世間は第2次超能力ブームでした。
仮面ライダーも言わば超人みたいなものですから、繰り出される決め技は超能力みたいなものです。
仮面ライダーは人が作り出してしまった超人でしたけど、元から特別な能力を持っていた人が超能力者と言われ、それは自然と備えられた力であって、人工的なものじゃありませんでしたよね。
人間がこんな力を使えられたらいいな、という自然界にある特別な力が超能力だったのかもしれません。
超能力が本当に備わった人間が本当にいるとすれば、素晴らしいことかもしれないですけど、まあ、それは夢の中ですね。

ギリシャ神話も古代に言い伝えられた夢物語のようなものでした。
それを神格化したのがギリシャ神話上の神々でしたけど、ギリシャ神話には神だけではなく、信じられない怪物もでてきました。
神や化け物が人間たちをいいようにあしらい、神対神、神対化け物という構図の中に夢を求めて作られたのがギリシャ神話だったように思います。
だから、化け物と言っても想像できないような井手達をしてたことが多いですね。
ライオンの頭と山羊の胴体、そして毒蛇の尻尾を持つなんて理屈通りには叶うことのない化け物がキマイラであり、その要素からして怪力と俊敏性があった上に、火を吐くなんて化け物であることは確かですが、怪物・怪獣の世界にまで入り込んでいますね。
仮面ライダーXに登場したGOD改造人間キマイラは、そういう設定とモチーフの上に人の要素を盛り込んだものでしたけど、火を吐くところまでギリシャ神話上のキマイラのエッセンスを取り込んでいました。
キマイラ④
単に火を吐くといっても、GOD改造人間キマイラは一万度の超火焔であり、仮面ライダーXはこの業火に包まれてしまったことで初戦は大いに苦戦したところ、最終戦では一旦水に飛び込んで体を冷やすことで対抗してXキックを打ち込んで決着をつけていました。

キマイラの一本角は、その怪力と俊敏性でより効果が上がるところも結構な圧力になっていました。
けれど、水に飛び込んで身体を冷やすだけでは、キマイラの炎に対抗できるはずがありません。
仮面ライダーXは深海開発用改造人間でしたから、深海の冷たさに対抗できる能力とその深海に冷たさをあるきっかけで発揮できる能力の双方があったと思われます。
そうでもないと、キマイラの炎に対抗するには脆弱過ぎました。
そうしたことができるから、仮面ライダーXも超人としての超能力者と言えたのかもしれませんね。
キマイラ⑦




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4
ヒュドラ⑥
「水蛇ヒュドラー」

武器となる特殊能力がとにかく多いGOD改造人間でした。
腰に据えてあった柳葉刀。
口から噴く青い溶解霧。
敵を締め上げる大蛇。
トカゲを操る能力やトカゲをくっつけて瞬間移動させる能力。
身体を液化させてどんな隙間でも忍び込む能力。
首を切断されても元通りにくっつけてしまう再生能力等々。
最大のポイントは胴体から頭部を吹っ飛ばされても再生してしまう能力でしたね。
ギリシア神話においても最大だったかもしれない化け物で、ギリシア神話では9以上の頭部を持ってその中心の頭部は不治のものとされていましたが、さすがに仮面ライダーX放映当時の技術ではそこまで再現できなかったようです。
しかも、ギリシア神話上のヒュドラーの頭部は切られても吹っ飛ばされてもまた生えてくるような再生能力でしたけど、仮面ライダーXにおけるヒュドラーは、胴体と頭部が別に作られていて、磁力でくっついている感じがしてました。
ヒュドラーの胴体における心臓で音波を飛ばし、頭部を操っていたかのようで、この辺りにモチーフはギリシア神話上の化け物でありながら実は改造人間たるメカが内蔵され、それで再生能力を始めとした能力が作動していたものと思われます。
口から噴く青い溶解霧には叶い濃度の濃い毒素があったと思われますが、ギリシア神話上のヒュドラーの猛毒は解毒することができないほどの猛毒であり、体中からにじみ出ていたとは神話ならではのことだったのでしょう。
現実の世では濃度の濃い毒素は作れても解毒できない毒素は夢物語ですから、それをGOD改造人間にもたらすのなら溶解液としての表現になってしまっていたのかもしれません。
仮面ライダーシリーズは、一部の例外を除き、目に見えない部分でのメカニック作用での超能力が敵味方を問わずに発揮されていましたから、ここに神話的要素を持ち込もうとするとそれこそ空想上の神物語的なものとなってしまって無理が出てしまいますから止む無きことですね。
ヒュドラーに限りませんけど、こうした改造人間は仮面ライダーと戦うことが前提とされた勧善懲悪においての設定でしたから、超能力が多いと表現するだけでうまく使いこなせないということになります。
ヒュドラ⑦
見た目、結構な傑作怪人でした。
胴体と頭部のくっつき具合に特徴があって、Xキックを喰らっても吹っ飛んだヒュドラーの頭部は爆発もせず、胴体に戻って再生してしまうのは身体の屈強さもあったのかもしれません。

メカの中心が胴体の心臓部にあったために、胴体にXキックを喰らって体内メカが耐え切れず爆破してしまったことでヒュドラーは最期を迎えますが、使いきれなかった能力の多さはあったものの、ライドルロングポールが出てみたり、仮面ライダーX のライダーショックというバリアが出たり、弾丸に耐えてしまう仮面ライダーXが表現されてみたりと、見どころも多かった話でした。
ヒュドラ






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4
プロメテス
「火焔プロメテス」

プライドが高いギリシャ神話怪人でした。
火焔プロメテスは戦闘工作員養成所長を務めており、マッハアキレスが推し進めていた「人間ロボット化作戦」で洗脳された村人たちを工作員として育て上げることを使命としていましたが、それは火焔プロメテスのプライドの高さと連動していたようです。
火焔プロメテスの前任マッハアキレスの時からGOD秘密警察第一室長で怪人達の監視と処罰が主な任務であったいわばGOD機関の大幹部であったアポロガイストが出てきましたが、アポロガイストはGOD総司令から組織全体にわたる全権を委任され組織を監視する意味からも、隠れた存在であり、しかしその使命と存在感の強さから姿が見えぬ恐怖の存在でもあり、それは立場からも来る高いプライドが確かにありました。
プライドの内容は違えど、それが高い者同士が同じ場所にいて、上司と部下のような関係にありながらも同じ作戦を遂行しようとすればぶつかり合うのは、当然のことです。
ただ、アポロガイストは火焔プロメテスよりも遥かに高い立場にあり、その遂行しようとした作戦だけではなく、GODという組織全体を見渡していたのですから、火焔プロメテスのようにプライドに溺れることもなく、淡々と策戦遂行を図ろうとし、そういう意味では冷徹そのものでした。

一方、火焔プロメテスはプライドは高そうであったものの、一介のGOD改造人間であり、プライドの高さがGOD機関最大の敵であった仮面ライダーXの存在を軽く見てしまったことで作戦の遂行ができない状態となってしまいました。
プロメテス⑨
ギリシャ神話上、神であったプロメテウスは人間に火をもたらしてくれた神であったはずです。
炎の化身のようなプロメテウスをモチーフとした火焔プロメテスは、その名の通り業火に包まれたような姿をし、口から火を吐く上に、背中に備えた火焔噴射機ナパーム弾を武器とし、高いプライドは高い攻撃能力を輸していたように思います。

この炎の化身のような火焔プロメテスが、ちょっとでも冷静さをどこかに持ち合わせていたならば、仮面ライダーXと言えどどうなっていたか分からなかったと思います。
偏に高いプライドが作戦のみならず、自らの運命も悲劇にしてしまった改造人間でした。
プロメテス④







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5
マッハアキレス⑥
「マッハアキレス」

様々な苦難を乗り越えても更に、、、こういう場面を潜り抜けて更に仮面ライダーXが階段をまた上がったのがマッハアキレス登場の話でした。
ギリシア神話上の英雄であり、勇士であったアキレウスがモチーフであったマッハアキレスは、後に登場したアポロガイストに「瞬間湯沸かし器」と揶揄されましたけど、そういう側面を保ちつつ、実は結構な単細胞であったことが後の敗因となっていました。
「瞬間湯沸かし器」的な性格は短気ということであり、そこには「単細胞」という要因があったりします。
ですけど、勇士然としたマッハアキレスの姿は、ギリシア神話上の戦での勇士らしく、武器となった頑丈で鋭そうな短剣とその鎧が印象的でもありました。
真っ赤な顔が如何にも血が上りやすい性格を表していましたけど、こういう性格の持ち主にはしっかりとした上司が必要で、その上司の支持次第では結構使えたんじゃないかと思います。
しかし、アポロガイストの誤算はマッハアキレスではなく、この戦いの中でも不屈の精神で階段を駆け上った仮面ライダーXではなかったでしょうか。

仮にもマッハアキレスは、必殺Xキックをかわし海に仮面ライダーXを叩き落していたのですからかなりの実力を持っていたと思っていいと思います。
瞬発力と素早さが特徴であったマッハアキレスは、ジェットローラージェット機並みのスピードで動き回れるということでしたけど、そんな速さがあったとしたらマッハアキレスの足についていたローラーが故障してしまいそうですけど、ただそれは走力だけではなく全てにおいて速さが尋常ではなかったということでしょう。
でも、その速さは仮面ライダーXも想定されたものではなく、想定されていたとしてもこの時点では対抗できなかったと思いますね。
仮面ライダーXはメカニック的な初の仮面ライダーでしたから、定められた能力を打ち破っていくにしてもそれまでの仮面ライダー以上の苦難を強いられたはずです。
それを決意させた「仮面ライダー」という称号は、この時光輝いていました。
でもそれ位強力な改造神話怪人であったと思いますね、マッハアキレスは。
マッハアキレス⑨
短気、単細胞だけでは剣術を用いた戦いは出来なかったと思います。
強力神話怪人であったとはいえ、マッハアキレスの攻めをかわし切ったアポロガイストも相当な能力の持ち主であったことと冷徹さが散りばめられていました。
それだけに、仮面ライダーXの特訓を見ていたはずのアポロガイストはマッハアキレスをもっと使いきれなかったのかなとは思います。
定められた能力は、GOD改造人間も同じことが言えそうで、そこを打ち破る考えはさらさらなかったようですね。
マッハアキレス







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5
アトラス
「鉄腕アトラス」

地の果てで天空を支える苦痛を与えられていたのは、絶対神ゼウスに負けたティターン神族の一人アトラースでした。
ギリシャ神話上のそのアトラースの様子は、画像上の印象として残っていましたけど、それが仮面ライダーシリーズの改造人間のモチーフとして出てくるとは思いませんでしたね。
それだけギリシャ神話やローマ神話に出てくる神々はその名の通り神々しく、でもあくまで神話という物語の演出のようなものでありながら、架空の設定という意味では本当に斬新的であり、これ以上ない設定上のモチーフだったんですよね。
改造人間のモチーフを身近に考えてしまうと、動植物とか異質なものにモチーフが行ってしまいますが、そのモチーフの設定を数段上げたところに神話があったわけです。
仮面ライダーの物語に、そうした一段も二段も次元を上げたところにモチーフがあったのって、仮面ライダーXの前半でのギリシャ神話からきた神話怪人の時しかなく、非常にオモシロかつ貴重なことだったと思いますね。
そうした中でもいくつか非常に印象的だった話と怪人はいましたけど、この鉄腕アトラス登場の話は大きな一つの区切りでした。
謎中の謎、水城涼子・霧子姉妹がこの話を持って退場となったんですね。
そして水城涼子・霧子姉妹が実はインターポールの秘密調査員で「GOD」の情報を得ようとしていた潜入捜査官であり、GODに身を落として肉体を改造されていたんですね。
謎中の謎が分かった気にもなりましたが、でもその謎自体が仮面ライダーXという番組の魅力でもありましたので、もっと手の施しようがあったんじゃないかとも思いました。
その水城涼子・霧子姉妹を葬ってしまった鉄腕アトラスは、先に書いた苦痛に満ちた神であったティターン神族の一人でありながらその模様からはとんでもない怪力の持ち主であったという設定が施されていました。
イメージとしては天空を持ち上げるようなものがありましたから、怪力という設定もアリだと思いますが、それは想像を超えたところまで怪力の範囲が広がっていたと思います。
アトラス⑥
鎖が付いた鉄球をブンブン振り回して攻め込む様は、アトラス小地球、巨大な鉄球を意のままに投げつけて相手を圧倒するアトラス中地球、まるで地面を持ち上げるように大地を揺るがすアトラス大地球(大地震)と、外見上の鉄人のような姿よろしく今でいう超怪力を利したその怪力さは、仮面ライダーXも気を失って敗退することもあった強力さがありました。
これはまるでイメージ通りの姿、光景で怪力と言えばヘラクレスもいましたけど、怪力さ加減はいい勝負だとは思いますけど、頑強さは鉄腕アトラスの方が上だったかもしれません。

鼻息で吹き矢を噴出する能力があり、水城涼子・霧子姉妹を葬ってしまったのもこの吹き矢であり物語の大きなカギとなっていましたけど、やっぱり鉄腕アトラスとくれば空前絶後の怪力に印象があったと思いますね、
モチーフとなったギリシャ神話上の神が、天空を支える姿は実は地球そのものを持ち上げている印象もあって、実に見事に怪力さが演出されていたと思いますね、
GOD神話怪人のイメージは、ネプチューンの時のものが強いのですけど、それ以来ですね、ピタッと来たのは。
弱点がなさそうで実は左肩が通常の人間と変わらないものだったということは、神話怪人もその素体は通常に人間だった証拠だったのかもしれません。
アトラス③
アトラス②

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3
イカルス
「イカルス」

催眠術師であった超人イカルスは、“人為的は方法により知力・体力は常人の10倍で、正義の心を持った少年少女を育成する”という『天才人間計画』というGODの作戦上の第一推進者でした。
けれど、催眠術をかけて少年少女に白い衣装を着せ、さも鳥のように飛ぶことを指示して高所から飛び降ろさせた殺人鬼でした
人は鳥」のように大空を飛ぶことに夢を見ます。
身体がそれに見合ったものじゃないことを自覚するところから始まりますが、道具をこしらえて空を飛ぶことについては地道で長い歴史がありました。
人間は何でもすべてができる生き物じゃありません。
でも、出来ないことを何らかの方法で出来るようにしてしまうところに人間の可能性があります。
このイカルス登場の『天才人間計画』というのは、そうした人間の可能性を否定したものであり、そこはひたすら太陽に憧れて近づこうとしたギリシャ神話のイーカルスの末路に被さるところもあったように思います。

ギリシャ神話上のイーカルスは、王に幽閉されたところをその父親によって作られた蝋で形成された翼で脱しましたけど、飛行能力を身につけたことに溺れ太陽神に近づこうとしてその熱で翼が溶けてしまい、墜落死してしまいました。
仮面ライダーXに登場したイカルスは、まるで翼以外の身体が蝋で固めたように見えましたけど、イカルス登場のストーリーは、ギリシャ神話上イーカルスの話を意識して作られていた感が強くありました。
最後のシーンがXキックを打ち込まれたイカルスが、太陽に向かって投げつけられたと言うことだけでなく、ストーリーを通して空を飛ぶことの纏わりが展開してたことですね。
空を飛ぶことを具材に人を催眠状態とし、それを行っていたイカルスは飛行能力を持った改造人間であったこと、そして歴代の仮面ライダーたちの共通した課題が飛行能力を持った敵にどう対処するのかといったところでした。
表面的に見ていてはどうということのない物語でしたけど、深く見入ろうとすると意外に面白味があったのがこのイカルス登場の話で、飛び立とうとするイカルスの足にライドロープを絡ませて対処したのは、仮面ライダーXが初の道具を携えた仮面ライダーであり、その道具の一つの変形型がロープ型の武器でした。
地味ですけど、このライドロープを見事に使いこなしていたところが見どころの一つだったように思いますね。
イカルス②
イカルスには仮面ライダーにはなかった飛行能力があり、旨い具合に使えば大層な武器であったところに、うっかりすると翼を使う風で飛んでしまいそうな、イカルスデススモークとい毒ガス、そしてなんと身体から離して切断武器としてその翼を使ったイカルスデスウィングと様々な武器を持っていました。
イカルスの翼は脱着形式ということだったみたいですけど、根本が飛行能力を有する改造人間であったことを思うと、デススモークもデスウィングも飛行能力を無くしてしまいそうな武器でした。
面白いと言えばそうかもしれませんが、そうした武器にまで飛行能力に拘った改造人間であって欲しかったとも思います。
イカルス③

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3
ミノタウロス⑦
「ミノタウロス」

神の使いであった雄牛と人間である王妃が、神の使った魔術で生み出してしまったのが牛男ミーノータウロスでした。
ギリシア神話の登場する神々がモチーフであった仮面ライダーXの前半を飾った神話改造人間の中では、珍しく神そのものではなかったのが、このミーノータウロスをモチーフとしたミノタウロスでした。
いわば半牛半人のようなものでしたけど、モチーフとなったギリシア神話上のミーノータウロスは徐々に気性が荒くなり、虚を突く様にゲリラ行為を仕掛けるように人を喰らうのが得意だったみたいです。
GODの神話怪人としてのミノタウロスは、頭に生えた角自体は飾りの様ではありましたけど、その角の付け根からロケット弾を発射し、両腕の先には半円状の盾が取り付けられていて、これで防御したり、攻撃を仕掛けていたりしてました。
ミノタウロス自体は見かけの通り怪力の持ち主だったらしく、この両腕先の半円状の盾が独特のパンチを生んでいたみたいで、ミノタウロスは頭部ととともにこの縦に大きな特徴があったようです。

様々な武器弾薬を運び、ゲリラ戦を得意としていたミノタウロスは、その特性を生かして内乱状態に音しれることを任務としていました、
ゲリラ行為には、若干でありながら破壊力ある武器と力強さが必要だったと思いますから、その点では、ミノタウロスは打ってつけの改造人間であり、また狡猾な作戦遂行もできるようでしたから、余計に似合っていたと思います。
しかしながら、その狡猾さには浅はかなところもありましたから、力で押し仮面ライダーX自体を圧倒しかけましたけど、その浅はかさはGODの身内に裏切り者がいること自体は見通すことができていなかったようです。
ミノタウロス②
それでも、ミノタウロスの怪力自体は仮面ライダーXが如何にメカニックライダーでパワーに優れていたとしてもライドルがなければ危うかったと思うと、意外に歴代のパワー自慢の改造人間の中でも上位に入るモノだったかもしれません。

そこにロケット弾でしたから、もう少しミノタウロス自体に用心深さがあったとしたら仮面ライダーXはやられていたのかもしれません。
ゲリラ行為を得意とし、そういう策略を練って行動しながら最後は正攻法の攻撃に頼らざるを得なかった展開こそが、ミノタウロスの最大の弱点であり、これもまた正攻法であったXキックによって最期を迎えるシーンは演出自体は見事でした。
ミノタウロス④

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4
キクロプス③
「キクロプス」

仮面ライダー1号、2号が戦ったショッカー・ゲルショッカー、仮面ライダーV3が戦ったデストロンの作り出した改造人間は怪人と呼ばれることが多いですが、そうなると仮面ライダーは怪人ということにもなってしまいますから、改造人間と怪人とは違うものだという想いがどこかにありました。
それが仮面ライダーXとなると、敵となったGODが作り出していたのはギリシャ神話における神話怪人と飛ばれる怪人でした。
仮面ライダーXを作り出したのは、父親である神教授であり、GODに狙われていた存在でしたから、仮面ライダーXは怪人とは異なるカイゾーグという設定となることに違和感はありませんでした。
ちなみに、仮面ライダーV3はダブルライダーによって作り出され、デストロンが作り出したものではありませんが、ここにはダブルライダーからの流れというものがあります。

仮面ライダーXが最初に戦った怪人はネプチューンでしたけど、ネプチューンの姿を見てこれがギリシア神話をモチーフとした神話怪人化と思いましたけど、怪人というイメージにすっぽりハマるかと思いきや、改造人間の要素もしっかり含んだ怪人という感じでした。
多分、キクロプス登場からでしょうね、しっかり怪人と意識できたのは。
ヘラクレスにも似たような想いを感じましたけど、やっぱりキクロプスだったと思います。
個人的に一つ目怪人とか角が生えてる怪人、改造人間で好みなんですよね。
キクロプスはギリシア神話上、キュクロープスと呼ばれた下級神でありながら鍛冶能力に長けた神だったはずです。
ギリシア神話の後の話で、旅人を喰らう怪人という話がありましたけど、このどこがギリシア神話と重なるのか分かりません。
GOD怪人として採用された怪人の姿のうち、頭部はおそらく後者なんでしょうけど、神話怪人という設定だけがGOD怪人として生かされたんでしょう。

旅人を喰らうのはまるで化け物ですけど、そこには旅人を圧倒する戦闘力みたいな力が必要で、キクロプスは骨のような棍棒を武器としていました。
これには多分、相当なパワーが必要だったと思われ、しかも眼力や念力が強そうなイメージの沸くキクロプスの単眼は、その棍棒を使いまわす力があったのでしょう。
その単眼ですが、これだけでも神秘的ですけど、設定だけじゃ単眼の魅力が発揮されず、そのため
単眼からレーザーを発射するという能力が付け加えられたと思います。
ただ、その単眼レーザーを使いまわすまではキクロプスの能力は上がっておらず、仮面ライダーXに簡単にかわされていたどころか、ライドルスティックで単眼を突かれてしまい、これが大きな敗因となりました。

キクロプスの姿はまさしく怪人であり、その生業はギリシア神話をしっかり感じさせるものでした。
GOD怪人としての能力において物足りないことが多くありましたけれど、神話怪人としてのイメージはしっかりアピールできていたと思います。
キクロプス⑦
キクロプス①

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